第191号 2018.4.27 発行 | ||
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テーマ: 『 富士電機(株)三重工場 視察会 』
今回は「富士電機(株)三重工場」の視察会を実施。初めに、本会会員でもいらっしゃる、富士電機(株)中部支社長の若槻滋氏にご挨拶をいただいた。その後、三重工場長の山本直樹氏より会社・工場概要の説明、TV放送「工場へ行こう」のビデオ映像を視聴後、工場見学を実施した。要旨は以下の通り。
生産工程では1個流し、水すまし等のトヨタ生産方式を取り入れることでリードタイム短縮を図り、在庫を大幅に削減。品質を支える技術の伝承として多能工化・手順書の電子マニュアル化による熟練作業者の技の可視化、見せる化ボード、IoT・ロボットなどの自動化生産ラインの導入により、世界トップレベルの「ものづくり」と「クオリティ」を築き上げ、海外工場のマザー工場として競争力を高めている。 2.工場見学(カップフード自販機ライン、缶自販機ライン)
と材料から自販機の梱包・搬送までの一貫した生産体制を工場内で構築している。 3.省エネ技術のショールーム工場
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テーマ: 『 もうすぐ83才 現役社長が語る「生涯健康」の秘密!! 』
■私の健康習慣 ■ネアンデルタール人は、なぜ絶滅したのか? ■ガン予防と健康増進への助言20箇条
■最後に・・・カニのパワーは長寿の源!!
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テーマ: 『 不動産業界の現状と、不動産の仕組みについて 』
当日は二部構成で、服部氏と親交のある、東京大学医学部ご卒業後、現在一級建築士、不動産鑑定士としてご活躍される中山聡氏をお招きし、ご講演いただいた。当日出席者には、服部氏から「不動産のしくみがわかる本」が配布されました。 <服部氏ご講話> ■名古屋の賑わい 本日は、富山県より、一級建築士の中山聡氏にお越しいただいた。中山氏は私の知人で、東大医学部をご卒業し、現在は不動産業に携われている異色の経歴の持主である。皆様のお手元にお配りしている中山氏のご著書「不動産のしくみがわかる本」は、不動産について、この世で最もわかりやすく解説された本だと思う。中山氏より、最近の不動産業の実情をお話いただく。 <中山氏ご講話> ■最近のトピック「空き家問題」 ■バブルを見極める
このあたりを是非チェック頂ければ、と思う。 |
テーマ: 『 博物館明治村における保存の取組と意義
冒頭、木副社長よりご挨拶と明治村の概要をお話いただいた。 ■ご挨拶〜明治村を身近なものに〜 博物館明治村で建築・施設・乗物担当課長、一級建築士の肩書きをもつ石川新太郎氏より、明治村における文化財保存への取組みについてお話いただいた。 ■きのうの明治 ■今日の明治 ■明日の明治 |
テーマ: 『 (株)メイドー 三好工場 視察会』
今回は、当グループのメンバーである(株)メイドー取締役相談役 長谷川款一氏にご企画いただき、同社 三好工場の視察会を実施した。 1.会社概要・工場概要 2.ボルトの生産工程
3.工場見学(ボルト生産ライン) 4.まとめ 記念に、同社オリジナルの栓抜き(レクサスのボルト)と視察時に使用した帽子のプレゼントをいただき、大変有意義な機会となった。
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テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第85回 』
料亭つたも主人 モージャー氏戦後写真と料亭蔦茂の黒塀 モージャー氏が、第二次世界大戦後、GHQの文民スタッフ(civilian secretarial staff)として1946年4月〜1947年1月に日本に滞在した際、
東京、名古屋、広島等の全国各地で撮影した街頭風景や建築物のカラー写真304枚が国立国会図書館デジタルコレクションとして昨年末公開されました。
昭和22年1月頃、焼け残った4階建ての中部配電ビル(現在・大津通中電ビル)屋上から北西の本町方向を撮影した雪景色の映像と思われます。中央右はGHQ司令部大和生命ビルが聳え、周辺に木造の新しい建物が建設されつつあります。 当時はアメリカ村建設が完了しつつあり、区画整理前で道路が明確となっていませんが、戦前の碁盤割を基本に道路が拡幅されつつある過程です。一番左の木造二階建て蔦茂本館、南の三蔵通りができる前で、まだ、塀や囲いがなく唯一の家が立ち2階からは名古屋駅ステーションビルが見渡せたと聞いています。 住吉通りと広小路交差点の富国生命ビルには戦争未亡人達の華やかな職場・キャバレー赤玉会館が入居し、南呉服町にはいち早く松竹映画館「ステート座」(現在・キング観光サウザンド栄町店)が建設されています。拡幅予定道路の反対側には、最初の喫茶店「茶ばしら」がオープンし、現在は立体駐車場「スカイパーク茶ばしら」として現存しています。
同時にGHQ本部東、現在の三菱UFJ銀行名古屋営業部には中村百貨店が開業してオープンセールの様子が撮られています。同店はその後、昭和29年に栄交差点の現在三越の場所に平松さんから賃借してオリエンタル中村百貨店と改称しカンガルーがキャラクターのデパートとなりました。その後、昭和55年に名古屋三越となりましたが、屋上には、わが国最古の「観覧車」とカンガルー人形が展示されています。 蔦茂旅館は昭和21年末に7部屋で営業開始し、戦後の復興最初の宿屋として大繁盛、しかし、囲いもなく用心が悪いので黒塀の建築予定でしたが、本館開業で資金が枯渇、苦慮しておりました。当時、祖父・深田良矩の実弟胤次が須成深田家の後継ぎとして佐屋村の学校教員を務めたころ、 山田忠本家酒造の8代目山田忠右衛門さん子女の教師であったご縁で、新築祝いでお酒を馬車イッパイご寄贈いただきました。お店で使用するのは一部で殆どを「平松さわ」氏が仕切る闇市場(現在の名古屋三越周辺)で販売、隣に戦地から引き揚げてくる板場衆が天ぷら屋台をやりながら黒塀建設資金を調達したようです。山忠さんにはお礼に、多治見中学の教員であった祖母の弟が、教え子のいた東濃の亜炭採掘場から内津峠を越えて、燃料を馬車で佐屋村まで運んであげたと自慢げに祖父が話をしていたようです。 それでも資金が足らず、徴用から隠し持っていた、大切なレミントンの猟銃を進駐軍将校に売却してやっと「ヒノキとシバ」の黒塀で完成、現在の面影となったとのことです。
黒塀の中庭には常緑樹・クロガネモチ、ヤマモモ、そして、もみじ・カエデ、棕櫚2本が樹齢100年となろうとしています。かつては栄周辺の街路樹は柳一辺倒でしたが、住吉通りは毎年4月中旬に満開となる街路樹のキクモモと黒塀とのコラボレーションが住吉の風情として名物です。キクモモに合わせるように、栄ミナミではオウカンサクラを南北に、オカメ桜を東西の三蔵通りに平成28年より町内地権者の協力で145本植樹して、毎年3月より「栄ミナミ早咲き桜まつり」開催とともに、花のある町としてイメージ創りをしております。
黒塀の中心・南西角には調理場の煮方台がありますが、ここでは午前10時ごろから指宿からの「メジ鮪節」を引き、一番出汁をとる香りが通りにまで広がります。この香りは住吉の名物フレーバーとして、現在も通りかかる人々に憩いを提供しております。地元では“栄ミナミの3大フレーバー”ともいわれ、ほかに南大津通の「妙香園」のほうじ茶を煎ずる薫り、南呉服町の「いば昇」の蒲焼の匂いが名物「街の香り」でした。 このような粋な黒塀・風情や出汁の香りも蔦茂創業館が移転する5月末までとなり寂しくなりました。 |
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※見学会ご参加の方には詳細案内をお送りいたします。 |
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