テーマ: 『 A Cappella Unit 「黒船」ライブ 』
日 時:平成27年10月29日(木) 17時30分〜20時00分
場 所:ウェスティンナゴヤキャッスル 2階 天守の間
参加者:92名 |
出演者:「黒船」
(上北夏味・加藤慎司・山塚育生・竹下 徹・後藤陽太郎・中本友希・宮田 龍) |
今年の4グループ合同懇親会は、水曜第1グループの落合世話人、飯田世話人のご紹介により、アカペラユニット「黒船」の皆さんをお招きして、アカペラのライブ・コンサートを開催した。
本年度は産業懇談会を、未加入の方々にも広く知って頂く目的で、当会の全会員に門戸を広げた結果、例年以上の参加者を集めた盛大な会となった。
河村世話人代表の挨拶で開会し、落合世話人から「黒船」の紹介があり公演がスタート。本年度は当会創立60周年ということで、創立当時(1950年代)のオールディ−ズやグループサウンズなど、当会からのリクエスト曲を含めた11曲が、約50分間にわたり披露された。
「黒船」は女性でリーダー的存在の上北 夏味氏と、20代の6人の若い男性メンバーで構成される。楽器は一切使わないが、7名がそれぞれのパートを務めることで織り成すハーモニーが絶妙。特に、ベースやトランペット等の楽器が口で真似られている音など、アカペラを初めて生で聞く多くの聴衆にとってはとても新鮮であった。曲の合間には、関西出身グループらしく「お笑いトーク」が織り交ぜられ、ザ・タイガースの「君だけに愛を」では、指を差されて会場のあちこちで失神者が続出する騒ぎもあった(失神者の皆様、ありがとうございます)。
あっという間の第1部の公演後は、新美代表幹事の挨拶、飯田世話人の乾杯にて第2部の懇親会がスタート。黒船の皆様にもテーブルに加わって頂き、約1時間に渡って、和やかな雰囲気のもとで会員同士の懇親が深められた。最後は片桐世話人代表による、ユーモアを交えた絶妙なスピーチで中締めとなり、産業懇談会の更なる発展と結束が確認された。
なお、懇親会と平行して開催された「黒船」の特別CD販売会はなんと完売!若い「黒船」メンバーとの名古屋での再会を誓い盛会のうちに会は終了した。
絶妙なハーモニーによって 一気に引き込まれました! |
指を差され、失神者が続出 (皆様、素晴らしいリアクションでした!) |
出席者の皆様も手拍子を打って参加! 盛り上がる会場 |
新美代表幹事より上北さんへ、花束の贈呈 |
>>目次へ
テーマ: 『 「名物カレーうどん」の若鯱家としての歩み
〜変わらない“美味しさ”と進化し続ける“味”を追い求めて〜 』
日 時:平成27年11月5日(木) 12時00分〜14時00分
場 所:若鯱家 中日ビル店
参加者:21名 |
講 師:
高橋 知子(たかはし ともこ)氏
株式会社若鯱家 取締役社長 |
|
今回の木曜グループ例会は、「若鯱家 中日ビル店」を貸し切って開催された。
高橋社長のご講話を伺い、カレーうどんマイスターの調理実演を間近で見学した後には、当日だけの特別メニューで昼食をご提供いただいた。
ご講話の要旨は以下のとおり。
■若鯱家の歴史
当社は、「名物カレーうどん」を看板商品に、うどん・そば・きしめん・丼・定食などを取り揃え、主に中部、関東地区に飲食のテナントを出店する企業である。
現在は59店舗を展開しており、ユニー、イトーヨーカドー、イオンなどのSCや土岐プレミアム・アウトレット、ナゴヤドームなどのone and onlyな施設、また駅ビルやオフィスビルが主な出店先となっている。
昭和62年9月に(株)若鯱家ブラザーズを設立、その中の1人が創業者で先代の高橋靖裕であった。大学卒業後、家業の広告代理店を引き継いで経営者となり、40歳の時に副業として知人と3人で創業した。無類の麺好きであったが、調理師免許は持っておらず、長年携わってきた宣伝・広告の世界で養い磨れた「感性」を武器に飲食業に足を踏み入れた。
若鯱家は、街中にある暖簾を潜って入るお店より少し高めの値段設定、和風モダンなデザインを取り入れたスタイリッシュな店内空間、BGMにはジャズ音楽を取り入れている。商品・サービス・空間と、お客様に五感で楽しみ、ご満足いただける店創りを行ってきた。
また、メニューにおいては常に「複数の引き出しを持つ」ことを心掛け、ディベロッパーからの出店条件によって各々提供商品の内容を変え、年に4回季節商品の切り替えを行うなど、お客様にいろいろな味を楽しんでいただく演出を行っている。
■こだわりの『名物カレーうどん』
当社の年間来客数は約330万人で、その7割がサイズの大小を含め「カレーうどん」を召し上がっている。中部国際空港店やエスカ店は席数22席の小さい店舗で、提供できるメニューアイテムも限られているが、注文の9割近くがカレーうどんである。
とろみとコクのあるピリ辛のカレールゥとモチモチとした極太麺はお互いが最高の状態でうどん鉢に盛り付けられている。ただ単に、麺にルゥをかければ良いというものではない。
また、誤解をされている方もいるが、カレールゥもレトルトではなく、注文を受けてから、1杯ずつ手鍋で丁寧に調理されている。但し、ランチタイムなど混雑する時間帯においては、1分1秒でも早くお客様にご提供できるよう、1度に4杯分の調理を行える器具を使用するなどの工夫も行っている。
当日は、若鯱家『名物カレーうどん』コンテストにおいて、エリア選抜14名を勝ち抜き、栄えあるNo.1に輝いた「カレーうどんマイスター」の上野氏によるカレーうどんの調理実演を拝見した。
カレーうどんマイスターの上野氏
|
興味深く実演を見つめる参加者の皆様
|
また、「カレースープ」の食べ比べも行われた。本来の味であるものとそうでないものの食べ比べができる貴重な機会を多数の参加者が楽しんだ。
■変わらない“美味しさ”、進化し続ける“味”とは
「名物カレーうどん」ならではの“美味しさ”はそのままに、良い“味”を提供し続けていきたい。そのためにも、全ての商品に対して、常に更なる改善・改良が必要と考えている。世の中にないものを生み出す「ワクワク」と「想像力」、固定概念を持たず、「オープンマインドの精神」で取り組んでいる。
企業として大切にしている取り組みとして、若鯱家独自の社内研修「麺道場」がある。座学と接客・調理のロールプレイングを行うが、技術だけでなく、社会人としてのルールや若鯱家が大切にしている想いなどを伝える場として位置づけている。身体と心の両方で学び、取り組んでいくことが企業の成長にも繋がっていく。
■若鯱家の企業課題
若鯱家には5つの企業課題がある。
- 全スタッフの人間力を高める
感じる心を大切にし、常にお客様の気持ちを先読みする力を養う取り組みを行っていきたい。
- 食への挑戦をし続ける
店舗増はもちろんのこと、業態の変更、新たな需要に応える商品の考案など、積極的に行っていきたい。
- 中食・デリバリーへの対抗策
日清食品とコラボレートして、カップ麺・冷凍・チルド商品を開発・販売。
生活スタイルを捉えて対応していくことが大切である。
- パワーフードとしての在り方
素朴さだけでなく美味しさ、食べて健康・元気になる商品の開発
- 名古屋メシの競争の中に存在感を残す企業へ
名古屋だけでなく、マーケットが目まぐるしく変化する東京への進出、そして海外への再挑戦も目指す。
まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんあり、皆様のご指導をいただきながら、今後も成長して参りたい所存である。
|
|
【当日ご用意いただいた特別メニュー】
真心のこもった、作りたての温かいお食事をご提供いただきました! |
>>目次へ
テーマ: 『 古典を名古屋落語に! 』
日 時:平成27年11月10日(火) 12時00分〜14時00分
場 所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
参加者:23名 |
スピーカー:
雷門 獅篭(かみなりもん しかご)氏
落語家 |
|
産業懇談会で、落語が開催されるのは実に2008年以来7年ぶり。会場に落語の「高座」が設置された中、雷門 獅篭氏による名古屋落語が披露された。
■経歴
浜松市出身で1994年に立川流(立川 談志門下)に入門。談志師匠に立川 志加吾(たてかわ しかご)と命名される。1999年に週間モーニングにて漫画家デビュー。世界で唯一の落語家+漫画家となり、以来 雑誌や新聞での連載を多数手掛ける。立川門下で8年間過ごした後、「よくあること」である破門を経て、2003年に雷門 小福門下に移籍。現在の雷門 獅篭となる。日本一お客が入らない旧大須演芸場で悪戦苦闘しながらも活躍し、現在では名古屋落語普及のリーダーとして活躍中。本年9月に大須演芸場のリニューアルオープンでは大トリをつとめた。
■名古屋落語
当日は、雷門 獅篭氏の経歴から始まり、お客がいない旧大須演芸場でのエピソード、そしてとっておきの名古屋落語を2つご披露して頂き、大いに笑いを誘う楽しい場となった。名古屋落語とは、江戸落語、上方落語に対する、名古屋弁を特徴とする雷門 獅篭氏による新しい古典落語である。名古屋落語には初めて接する参加者が多かったはずであるが、そこは我々名古屋人、深い愛着と笑いが自然と会場全体を包んだ。
名古屋落語の合間にも、いくつもの楽しい小噺あり、漫画家の片鱗としての似顔絵描きサービスありと、全く飽きることがなくあっという間に時間が過ぎてしまった。最後の質疑応答では、「芸どころ名古屋」復活の期待を込めた、応援メッセージが会場から寄せられた。
■みんなで応援を
東京には700人、大阪には350人の落語家がいる一方で、名古屋はたったの3人という衝撃の事実が発覚。また、旧大須演芸場は「誰かが行くからいいだろう」と皆が思っていた為につぶれてしまった。こんなに楽しい名古屋落語で孤軍奮闘する雷門 獅篭氏と、生まれ変わった大須演芸場を我々が放っておくことはできないだろう。「来ないと、またつぶれるのが大須演芸場」を合言葉に、みなさん是非 大須演芸場へのご来場と、雷門 獅篭氏の応援をよろしくお願いします!演芸場の寄席の開催日は毎月1〜10日です!スポンサー企業も募集中です!
伊吹の間に「高座」が! |
獅篭氏の「名古屋落語」に
会場は笑いで包まれた |
落語家でもあり、漫画家でもある獅篭氏 |
「似顔絵」をご本人に披露 |
>>目次へ
テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第56回 』
料亭つたも主人
深田正雄
栄小路「栄銀座」には八幡屋・夜来香が健在です!
前回まで戦後、栄ミナミにできた路地、むつみ小路・松竹小路を紹介、今回は昭和30年代の名古屋松竹劇場の北の栄銀座を語っていきたいと思います。(写真1・現在の店舗看板)
昭和37年頃、北側は明治屋・丸善ビル・とんかつ八千代中店・栄郵便局、南には飲食店16店と住吉ホテルと並び、市内で最も賑やかな南呉服町と住吉通りを結ぶ東西90mに有名店がそろっていました。毎晩、新内流しの三味線・歌謡曲のギター弾き語りが飲み屋から聞こえてきました。
現存する二軒、清酒・菊正宗の看板が相応しい、もっとも年季の入っていると思われる「八幡屋」の暖簾をくぐります。小料理屋のようでありながらざっくばらんな2代目と思われる御夫婦といつもの常連で楽しげな様子で繁昌しています。季節感のあるお通しはおいしいし,お造りは目利きのよさが感じられうれしくなります。店もしみじみと観察すると造りのよさが60年の歴史を感じさせるいい店です。本格料理なのでチョットお値段が張りますので、ご理解ください。(写真2、現在の八幡屋界隈)
もう一軒は小縣新一郎氏が昭和30年に創業した手作り餃子で有名な「夜来香」、事業家で駅前中経ビル、刈谷駅前、今池、大曽根に新店オープン、昭和38年には生産部を独立セントラルキッチン萬寿食品(株)設立、住吉町に和食「うな甚」、中日スタジアム売店と幅広い展開をされていました。現在は栄銀座「バーハワイ航路」跡地がニュー夜来香となり2店舗に集約されています。正雄君は子供の頃から蔦茂が忙しく賄が作れないときなど水商売のチビッ子達と週に一度はお世話になり、夜来香の薄皮ギョーザはいわば「おふくろの味」として今も親しんでおります。トリオのカレー、ヨコイのスパゲッティと共に僕らの栄3代名物でした。水商売のお店が立て込んでお家に帰れない子供たちは松竹映画館で時間つぶし、もちろん切符代は払った記憶がございません。
名物といえば「とんかつ八千代」中店、とっても大きな店舗で宴会でも賑わっていました。
本店と共にいつのまにやら閉店、その後、東急鯱バスの永沼憲男さんの粋な計らいで丸の内東急イン・レストランオルカにコックさんが移り、懐かしの八千代風味サクッとジューシーなヒレカツや牛スジ・デミグラスソースを楽しんでいましたが、ここもホテル閉店、建物も解体中!子供の頃感激したカキフライのタルタルソースの味が忘れられません。
現在は、中村区稲葉地本通りに「名代とんかつ八千代味清」として板さんの2代目高杉 満さんが伝統の味を承継されているとのこと、同店のHPを紹介させていただきます。
http://yachiyo-ajisei.com
気さくなマスター「スコッチ・バーくら」は高校生の僕らも気軽に一杯飲める店として、不良学生がたむろしていました。
住吉側には栄郵便局、平成7年作成の舗道の陶板にはなんと「10万円切手」バブル崩壊あとのハイパーインフレを局長が予見したのではないかと思われます。(写真3)郵便局の2階ホールは街の展示会場、昨年は僕が会長をしている東海高校OB会写真展を一ヵ月間開催させていただきました。土日は閉館ですが、栄の一等地でなんと無料開放ですので、ご興味のある方は米田敦哉局長までご連絡ください。
住吉ホテルは南洋を思わせる棕櫚の木が玄関庭にある洒落た都市ホテルの先駆けです。布団に脚のあるベッド、便所と風呂が一体化しているバスルーム、陶器の風呂桶にも脚がついていました。正雄君はビックリ、その後、アメリカ村の家庭拝見し「アイラブ・ルーシー」の世界に感動の連続でした。その後、古川為三郎氏が経営する「住吉パチンコ」は当時、市内ナンバーワンの大型店舗で、向かいの「赤玉パチンコ」とキャバレーとともにヘラルドグループの嚆矢事業といわれています。陶板には花札やジャンケンをモチーフにギャンブル場の面影が残っています。(写真4A・B)
現在の栄銀座は丸善ビル解体に伴い跡地が平地大型駐車場となり、南側だけの飲食街となり、昔の小路の面影が薄くなっています。
写真1:プリンセス通り側に聳える竪看板・
八千代中店の名も残っています。
|
写真2:現在(平成27年11月)の
「季節料理八幡屋」と「餃子なら夜来香」店舗
|
写真3:住吉通り 陶板:栄郵便局舗道
10万円切手
|
写真4:陶板2枚・元住吉パチンコ前舗道 A:花札 Bジャンケン |
栄小路店舗地図・昭和37年11月「名古屋なつかしの商店街」P74より転載 風媒社
>>目次へ
|
グループ名 |
世話人 |
開催日時 |
場所 |
火曜グループ |
深田正雄
富田 茂 |
12月8日(火)
18:00〜20:00 |
料亭蔦茂
電話:052-241-3666
名古屋市中区栄3-9-27 |
水曜第1グループ |
落合 肇
飯田芳宏 |
12月16日(水)
18:00〜20:00 |
イタリアンレストラン
QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)
電話:052-265-8206
名古屋市中区大須4-1 |
水曜第2グループ |
片桐清志
見祐次 |
12月9日(水)
18:00〜20:00 |
若宮の杜 迎賓館
電話:052-231-7713
名古屋市中区栄3-35-30 |
木曜グループ
|
河村嘉男
倉藤金助 |
12月3日(木)
18:00〜20:00 |
札幌かに本家 栄中央店
電話:052-263-1161
名古屋市中区栄3-8-28(プリンセス大通り・丸栄南) |
>>目次へ
【産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」開催日程】
|
産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」のご案内
平素は産業懇談会の活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。
今回の産業懇談会4グループ新年合同懇親会は、新美筆頭代表幹事からご講話いただきます。また、年の初めに、産業懇談会メンバーの皆様に親睦を深めていただきたく存じますので、お誘い合わせの上、是非とも多数ご出席下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
日時 |
平成28年1月22日(金)17:30〜20:00
17:30〜18:30 新美筆頭代表幹事の講話
18:45〜20:00 新年合同懇親会
|
場所 |
名古屋東急ホテル
電話:052-251-2411
講演会:4階 錦の間 / 懇親会:3階 ロマネスク |
ご講話演題 |
『私が今思うこと(仮)』 |
懇親会費 |
6,000円
※当日、講演会場受付で頂戴いたします。
※講演会のみご出席の場合は会費不要です。 |
本状ご案内先 |
代表幹事および産業懇談会メンバーの皆様 |
事務局連絡先 |
担当:後藤・山田
電話:052-221-8901 |
その他 |
・食事の手配など準備の都合上、ご出席の場合は同封のFAX用紙で1月15日(金)までに必ずお知らせ願います。(代理出席はできませんのでご留意ください)
・懇親会のお取り消しにつきましては、1月20日(水)までにお知らせください。それ以降にご連絡いただいた場合は、会費を申し受けることになりますので、悪しからず ご了承願います。 |
>>目次へ
|