産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第139号 2013.12.27 発行

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平成25年12月度(第139号) 目次

【25年11月度産業懇談会(火曜G)模様】 11月19日(火) 11時30分〜14時30分

【25年11月度産業懇談会(水曜第1G)模様】 11月27日(水) 12時00分〜14時00分

【名古屋いちばん物語】 No.54
【産業懇談会「代表幹事のご講話」ならびに「新年合同懇親会」開催日程】
【2月度産業懇談会開催日程】
【お知らせ】
【コラム】
コラム1 【保健師からの健康だより】 No.117
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.62
コラム3 【苗字随想】 No.139

【25年11月度産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ: 『 トヨフジ海運(株)名港センター 視察会 』

日 時:平成25年11月19日(火) 11時30分〜14時30分
場 所:愛知県東海市新宝町
参加者:27名


1. トヨフジ海運(株)駒田社長の歓迎挨拶より
 中部経済同友会産業懇談会の方々がお越しになり、心より歓迎の意を表したい。
輸出産業や中部企業のニュースに関連して、自動車の船積作業がテレビや新聞で紹介されていると思うが、本日はその内容を直に皆様に見学して頂く場を設けた。
 私自身が社長に就いた2005年は、ちょうど団塊世代が60歳定年を迎える2007年問題が話題になっていた。当社もそうであったが、熟練作業者のノウハウを次世代にどう継承するかいうことが大きなテーマであった。私共はこの船積作業を含め、ベテランが抜けた後の技能伝承について議論し、社内及び港湾協力会社と共同で「職場力強化活動」を立上げ、3本柱「標準化」「人材の育成」「チームワーク作り」に基づいて様々な活動を展開している。
 「標準化」では標準作業書を作成して作業遵守の徹底を図り、「人材の育成」では本日見学していただく物流道場を活用した教育制度の導入、そして「チームワーク作り」では、安全をテーマとしたQC活動などを行なっている。又、港湾協力会社のトップとの交流で定期的に工場見学などの懇談会を行ない、職場力強化活動の成果や課題を共有している。
 このような活動の産物として、安全については作業事故が年々減少し、過去、年に数10件もあった物損事故台数が'10年から'11年までゼロを達成できた。残念ながら、'12年度に事故が発生して記録が途切れたが、本年は新たな気持ちで無事故の継続を目指して頑張る所存である。
 本日、皆様には、私共のこのような活動について頭の片隅に入れていただき、名港センターを見学していただければと願っている。

2. トヨフジ海運(株)の概要
 トヨフジ海運(株)は、トヨタ車の海上輸送を円滑に行うことを目的にして、1964年に設立された。出資元はトヨタ自動車(株)50.0%、(株)フジトランスコーポレーション33.3%、トヨタ輸送(株)16.7%である。事業内容は(1)国内海上輸送、(2)海外海上輸送、(3)輸出ターミナルオペレーション(ヤード管理、構内・船積作業、通関)である。
 国内海上輸送は、国内における完成車・工場生産用部品の輸送が主で、トヨタ車の国内海上輸送は2012年度実績178万台、シェア100%である。トヨタ車に限らず、全国内メーカー車を対象とすると、フジトランスとの共同輸送で8割のシェアを占めている。また、海外海上輸送は、アジアを中心とした航路にて2012年度実績で62万台を輸送しており、又、海外に拠点を設置して内航輸送やターミナルオペレーションにも手掛けている。
 そして、輸出ターミナルオペレーションではトヨタ海上物流基地の一括管理と運営を行ない、世界一の自動車専用ターミナルとして、安全・高効率・高品質維持・低コストに向けて常に改善に取り組んでいる。又、ターミナルオペレーションでは安全活動が不可欠であり、当社と港湾協力会社が一体となり、標準作業遵守活動、リスクアセスメントなどの事故未然防止活動、教育や訓練を推進している。その結果、駒田社長の話にもあったように、2010年度には創業以来初となるすべての事故ゼロ(国内作業事故ゼロ、船舶事故ゼロ)を達成し、2011年度もゼロを継続した。

3. 名港センターの概要
 名港センターは、トヨタ車の効率的な海上輸送システムを実現する為に1964年に設立され、敷地面積約50万m2、収容台数約25,000台の海上輸送基地である。輸出は欧州を主に年間65万台、国内中継では年間に77万台を取り扱っている。
 現場作業は、構内作業と船積作業に分かれ、構内作業は名港センターに搬入された自動車を点検して各ヤードへの移動仕分けや情報入力などを行なう。
 船積作業は、「ギャング」と呼ばれる15名が1組になったチームが、プランに沿って、海外の揚地での作業が前進でできるように自動車の積み付けを行なっている。ギャングの15名は、(1)足バス運転手1名、(2)商品車ドライバー6名、(3)船内積付指示者1名、(4)船内積付者2名、(5)船内固縛者5名で構成されており、こうしたギャングが船毎に何組かつくられている。

4. 見学の概要
 当日は、バスで名港センターを移動して自動車の受け入れから各ヤードへの流れと実際に作業中の自動車運搬船「TRANS FUTURE 10」の船内を見学した。自動車が積み込まれる入口から船内に入ると、ギャングが自動車を左右10cm、前後30cmの間隔で順次積み込んでいる様子を見ることができた。同船は2010年9月就航、全長165m×全幅28m、総トン数約28,900tであり、積載能力は完成車約2,000台である。
 また、ジャンピングスロープという5階から直接10階まで走行できる施設を備えており、高効率船積船が歌い文句である。操舵室や船員室なども巡回し、船の安全運航の設備などの紹介もしていただいた。そのほか、2006年開設のトヨフジ物流道場、2010年開設の安全模擬訓練所を見学し、トヨフジ海運の教育や安全活動に対する取組みを拝見することができた。
 見学後、PRホールにおいて活発な質疑応答も行われ、大変有意義な見学会となった。


ミーティング

乗船

操舵室

集合写真

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【25年11月度産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 アクティブシニアの食育 〜セカンドステージを健やかに〜 』

日 時:平成25年11月27日(水) 12時00分〜14時00分
場 所:名古屋観光ホテル 3階 桂の間
参加者:30名

スピーカー:
「アクティブシニアの食育」 第1部 〜セカンドステージを健やかに〜
西脇 司(にしわき つかさ)
日本ゼネラルフード株式会社
取締役社長

西脇 司氏

1. 脚光を浴びる給食
 健康志向を背景に「タニタの社員食堂」という本が流行ったことがあるが、いま「社員食堂」「給食」が脚光を浴びている。給食は進化している。話題の社員食堂では、様々なイベントの開催や出張健康相談が実施されている。最新の病院給食では、ベッドサイドの端末で複数のメニューから選択できる。学校給食でも、食育の一環として食事を選ぶ力を養うための選択給食が実施されている。また、給食もIT化しており、メニューの写真からカロリーを図るスマートフォン用のアプリがリリースされている。

2. アクティブシニアに迫るメタボの危機
 団塊世代を中心とするシニアのなかでも、生き生きとしている方はアクティブシニアと言われる。さらにスマートシニア、クールシニアという言葉もある。こうしたシニアは「おっさん」や「おじさん」ではなく、「おじさま」と呼ばれる。
 アクティブシニアとして生きていくなかで、メタボリックシンドロームに気を付けなければならない。それは、内臓脂肪型肥満で、そこに高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態を指し、くも膜下出血、心筋梗塞、大動脈破裂などによる突然死を招く大きな要因となる。

3. 食育について
 日本の食は「飽食」から「崩食」になっていないだろうか。様々な食に関する“ひずみ”が顕在化している。健康をキーワードにした食やサービスが市場に溢れる一方、不規則な食生活の結果、高コレステロールを指摘される成人男性が急増している。また、健康に良いと思う「おふくろの味」は絶滅寸前である。私達は自らの健康を意識した食生活を継続しなければならない。バランスが重要であり、何を摂るかを考えながら食べることを心掛ける。塩分や脂肪は控えたい。
 食を選ぶ力を養う。様々な食品や飲食店あるいは食の情報が溢れる中で、自らで正しいものを選択することが大切である。アクティブシニアは、貧しい時代、豊かな時代、混沌とした今を経験し、良き「和の食文化」を知っており、それを伝承することができる。


スピーカー:
「アクティブシニアの食育」 第2部 〜食と健康について〜
山田 千晶(やまだ ちあき)
日本ゼネラルフード株式会社
メディカル事業本部
メディカル企画部
課長 管理栄養士

山田 千晶氏

1. メタボの診断基準BMIは健康を保つためのバロメーター
 ある日、突然、生活習慣病になるのではない。「不健康な生活習慣」の継続により、「境界領域期:予備群(肥満、高血糖、高血圧、脂質異常など)」となり、「内臓脂肪症候群としての生活習慣病」、「重症化・合併症」「生活機能の低下・要介護状態」へと段階的に進行していく。どの段階でも生活習慣を改善することで進行を抑えることができる。とりわけ、境界領域期での生活習慣の改善が、生涯にわたって生活の質を維持するうえで重要である。
 健康を保つために、肥満の程度を知る方法としてBMIが利用されている。BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出され、その値が18.5〜25未満であれば普通体重だが、25以上だと肥満である。標準体重はBMIが22になる体重(kg)のことであり、身長(m)×身長(m)×22で計算される。統計上、BMIが22の人たちの病気の発症率が低いので、病気にならないための目安としてBMIを活用したい。

2. 体脂肪の落とし方
 お腹の周りを1cm落とすには、1kgの体脂肪を減らす必要がある。体脂肪1kgを落とすには約7,000kcalの消費が必要である。これを1ヵ月かけて行うとすると、1日当たり約230kcalの消費が必要である。体重60kgの人ならば、約2時間の散歩か約1時間の速歩、約30分のジョギングをしなければならない。運動ではなく、230kcalを食事で減らすとすると、ごはんならお茶碗に軽く1杯(約140g)である。朝、昼、夕でそれぞれ4〜5口分(50g弱)ずつ控える。
 食べ方も肥満に影響する。朝食を抜く、食事を抜く(1日2食)、まとめ食い(大食い)、間食が多い、不規則な時刻に食べる、早食いなどを避ける。特に夜のまとめ食いはエネルギーを脂肪として溜めこみやすい。
 水分としては、余分なエネルギーや糖分を摂らないように、水またはお茶がよい。水以外の飲み物の多くには“カフェイン”が含まれているが、カフェインには利尿作用があるので、熱中症の疑いがある時や、脱水の時には飲用しない。また、アルコールを飲んだ後の水分補給には使わないほうがよい。
 お酒では水分補給ができないので、ビールなどアルコールを飲むときは、同時に水やスポーツドリンクなどで水分補給をしっかり行う。

3. 長寿に潜む課題
 平均寿命は、ゼロ歳の人が肉体的に何歳まで生きられるかを予測した平均余命である。一方、健康寿命とは平均寿命から重い怪我や病気による生涯期間を差し引いた年数。寝たきりなどの健康障害で介護を受けることなく、自立して健康に生きる期間のことであり、毎日の食事、栄養の摂り方、運動が大きな影響を及ぼす。
 運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態を表す言葉として、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」が叫ばれるようになった。長寿に伴い、運動器の障害が増加している。骨格筋・筋肉が減少する老化現象を「サルコペニア」というが、サルコペニアは高齢化が進む日本で深刻な健康問題である。

4. 寝不足に注意
 質の悪い睡眠は、生活習慣病の罹患のリスクを高め、また症状を悪化させることがわかっている。慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下、記憶力減退など精神機能の低下を起こす。体内のホルモン物質や自立神経機能にも大きな影響を及ぼす。
 睡眠と食の関係も深い。十分な睡眠をとった日に比較して、寝不足を2日間続けただけで、食欲を抑えるホルモンが減少する。逆に、食欲を高めるホルモンの分離が更新するため、食欲が増大する。そのために食べ過ぎることになり、慢性的な寝不足状態にある人は、糖尿病などの生活習慣病、心筋梗塞や冠動脈疾患に罹りやすくなる。

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【名古屋いちばん物語】 No.54


テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第33回 』

料亭蔦茂 主人
深田正雄

昭和32年版地図から「富沢町4丁目・住吉1-2丁目の思い出」

 先日、名古屋の旧町名を復活させる有志の会代表の北見昌朗さんが昭和32年版中区住宅地図を入手したとのこと、早速、住吉近隣コピーを送っていただきました。最近はネット検索がすすみゼンリンの住宅地図はあまり利用しなくなりましたが、正雄君の小学校3年当時の思い出いっぱいの地名・店名に興奮しております。昭和31年の経済白書には「もはや戦後ではない」とまで記され、戦後復興の完了が宣言され、戦後12年を経た神武景気の頃の下七間町界隈の繁盛ぶりを紹介してまいりましょう。
 大正の頃、豊田佐吉が通った料亭花月は蒲焼町南、富沢町4丁目にあったといわれております。西側の現在三菱東京UFJ銀行名古屋営業部駐車場あたりは、食品問屋大手の梅沢商店がありキリンビールや麺類の木箱がイッパイあり、僕らの「かくれんぼ」陣地、「ポコペンポコペン、だーれが突っついた・・・」と鬼ごっこ、“缶蹴り遊び”で日の暮れるまで時を過ごしておりました。おむかいの倉庫がお洒落な「50円サントリーバー」としてカウンターバーの嚆矢としてオープンしました。偕楽亭など食堂、喫茶店、バーの南にパチンコフジは赤玉会館とならぶ老舗として現在はサウナも併設し賑わっています。隣接するオクムラ写真館、現在は五代館主奥村喜一郎氏が地区唯一の写真館として創業100余年営業されております。
 広小路西角には高級家具・高麗屋ビル建設前のアーケードがあり、現在は呉服の市松さんのみが残っています。
 広小路から南は住吉町1丁目、焼け残った富国生命ビルの上階は廃墟となり鳩・カラス・蝙蝠の巣窟でちょっと気味悪く子供達も近寄りませんでした。1階は赤玉パチンコ、地階はキャバレー赤玉と山田泰吉氏の中部観光グループの礎で、後の東急グループへの承継となった永沼憲男さんもここからスタート。そして、昭和36年10月に泰吉さんが東京・赤坂に「東洋最大級」と謳われたレビューキャバレー『ミカド』を開業させたものの、同氏の下手な経営管理が災いしてか、1964年東京オリンピック開幕を待たずしてミカドの運営は破綻した(施設も閉鎖)。これに連鎖して中部観光グループも経営が行き詰まり、丁度東名高速道路の開通を見据えて名古屋進出を目論んでいた東急に昭和40年4月買収されました。
 南にはバー三姉妹、地元の邦人相手の最初のクラブと言われ、先般50周年を迎えた「なつめ」オーナーマダム加瀬文恵さんがデビューしたお店、バータイガーは大喜ビル、三越食堂はイデックス・IDディスコと姿を変えています。そして、南角にはキャバレー女の城、サロン赤い靴と進駐軍アメリカ兵隊さんと共に名古屋人が一緒に享楽していたようです。
 東側には今も残る栄町郵便局、栄銀座の路地を挟んでフルタメさんが買収した住吉ホテル、タバコ屋の米ちゃん、茶道具の長宜堂、南角にはうなぎ割烹「うお與」、山田静雄先生の新々薬局は日用品のディスカウントでは名古屋で最初ではないでしょうか?
 そして、界隈に多くあったのがタクシーの操車場、住吉1丁目には丸八タクシー、2丁目には朝日タクシー、鉄砲町2丁目には東和タクシーが外車とトヨタクラウンを並べていたようです。
 そして、住吉2丁目東は割烹・料亭街:北から料理・千代富久、かしわ香楽、うどん割烹戸田屋、ふぐ料理灘屋、おでん「くに平」、割烹住吉、タチソウ、麻雀富月センター、榎本マッサージ、そして、料亭蔦茂と三業者の大型店が軒を並べていました。
 西は文具卸・菊花堂から高級バー「シロー」ほか、飲食店が軒を並べ、大型キャバレーメイフラワー、ゴールデンナイトは泰吉の実弟、山田久太さんの経営で何度も火事騒ぎがありましたが、建築物は現存し現在上田土地(株)が管理されています。住吉小路を挟んで、寿司の豊年、南角には住吉薬局がご夫妻で住み込み営業されていました。三蔵通り沿いには、鞄卸近藤産業、中日・中経の菅井新聞店が懐かしい。菅井さん宅には多くの新聞配達中学生が住み込み生活、同級生の菅井隆光君と一緒にカウンターで「婆抜き」トランプやメンコをして遊んでもらいました。

昭和33年つたも新車クラウンと母のり子
背景は左より:寿司豊年、キャバレーメイフラワー、シロー、街路樹、電柱広告「蔦茂」、マッサージ榎本治療院看板が懐かしい

下は昭和32年版中区住宅地図12ページ・富沢町4丁目から住吉1-2丁目周辺(クリックすると大きな画像で閲覧できます。)

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【産業懇談会「代表幹事のご講話」ならびに「新年合同懇親会」開催日程】

産業懇談会「代表幹事のご講話」ならびに「新年合同懇親会」のご案内

 平素は産業懇談会の活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。
 今回の産業懇談会4グループ新年合同懇親会は、柘植筆頭代表幹事からご講話いただきます。また、年の初めに、産業懇談会メンバーの皆様に親睦を深めていただきたく存じますので、お誘い合わせの上、是非とも多数ご出席下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

日時

平成26年1月21日(火) 17:30〜20:00
               17:30〜18:30 柘植筆頭代表幹事のご講話
               18:45〜20:00 新年合同懇親会

場所

名古屋マリオットアソシアホテル
電話:052-584-1111
講演会:16階 アイリス / 懇親会:17階 ルピナス

ご講話演題 『リニア中央新幹線と鉄道における人材育成 』
懇親会費

6,000円  
※当日、講演会場受付で頂戴いたします。
※講演会のみご出席の場合は会費不要です。

本状ご案内先 代表幹事および産業懇談会メンバーの皆様
事務局連絡先 担当:加藤・山田
電話:052-221-8901
その他 ・食事の手配など準備の都合上、ご出席の場合は同封のFAX用紙で1月10日(金)までに必ずお知らせ願います。(代理出席はできませんのでご留意ください)
・懇親会のお取り消しにつきましては、1月16日(木)までにお知らせください。それ以降にご連絡いただいた場合は、会費を申し受けることになりますので、悪しからず ご了承願います。

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【2月度産業懇談会開催日程】
木曜グループ以外は、名古屋観光ホテルでの開催です。
グループ名 世話人 開催日時 テーマ 場所
火曜グループ

岡部 聰
深田正雄

2月4日(火)
12:00〜14:00

(株)サガミチェーン
 取締役社長 鎌田敏行氏
「不思議の国 イスラエル
        −神話からハイテクまで−」
18階
伊吹の間
水曜第1グループ

落合 肇
飯田芳宏

2月19日(水)
12:00〜14:00
(株)テクノ菱和名古屋支店
 取締役名古屋支店長 知見扶公氏
「日本の『ものづくり』を支える
        空調技術の歩みとこれから」
18階
伊吹の間
水曜第2グループ

片桐清志
見祐次

2月12日(水)
12:00〜14:00
東洋建設(株)
名古屋支店長 塚本雅志氏
「ここまでできる、建設現場シミュレーション」
        (東洋建設の港湾技術)
18階
伊吹の間
木曜グループ

河村嘉男
倉藤金助

2月20日(木)
11:15〜16:40

丸菱工業(株) 取締役会長 河村嘉男氏のご紹介
「航空自衛隊 小牧基地視察会」
※誠に恐れ入りますが、12月24日(火)をもちまして、定員超過のため募集を締め切らせていただきました。
・後日、実費を精算させていただきます。
・出席者の方には、後日詳細をお知らせ致します。
航空自衛隊
小牧基地
愛知県小牧市春日寺1-1

<ご参考>
平成26年2月20日(木)木曜グループ:航空自衛隊 小牧基地視察会

11:15
11:20〜12:10
12:15〜12:25
12:30〜13:00
13:00〜13:10
13:15〜13:45
13:45〜13:55
14:00〜14:20
14:25〜14:50
14:55〜15:15
15:20〜15:40
15:45〜16:00
16:00〜16:40
16:40

名古屋商工会議所 1階ロビー集合
バス移動
航空自衛隊 小牧基地 庁舎到着 幹部食堂へ移動
昼 食
庁舎(基地講堂)へ移動
基地司令ご講話
自衛隊員の再就職状況について
空中給油・輸送機(KC-767)研修
救難教育隊研修
輸送機(C-130H)研修
航空機動衛生隊研修
休憩、買い物 等
バス移動
名古屋商工会議所ビル 帰着・解散

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【お知らせ】

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【コラム】

コラム1 【保健師からの健康だより】 No.117
花ちゃんからの健康だより

株式会社 スズケン
保健師 鳥巣 妃佳里

『 ヒートショックにご用心! 』

 12月も終わりに近づき、昼間でも寒そうに首をすくめ、背中を丸めて歩く人の姿をみかけます。天気予報でも「大寒波」「初雪」など言葉を聞くことが多くなりました。そんな寒い季節には、早く帰って家で暖かいお風呂に入り、身体を温めたくなりますね。ただ12月、1月は入浴中の突然死が最も増えるので、注意が必要な時期でもあります。先日、東京都健康長寿医療センター研究所は、2011年の1年間で約1万7000人がヒートショックに関連した入浴中の急死をしたと見られ、特に外気温が低くなる1月は、入浴中に心肺機能停止となる人が、最も少ない8月のおよそ11倍に増えている、という調査結果を発表しました。

 冬の家の中では暖房器具で温められた室内と、暖房のない脱衣所や浴室などとの温度差が、10℃以上になることが珍しくありません。このため部屋→脱衣所→浴室→湯船の中、という短時間の動きの中で、身体は急激な温度変化を体験します。この変化によって血圧が急激に変動することを「ヒートショック」といい、これにより心臓や血管に大きな負荷がかかることが、冬の入浴中の突然死の大きな要因になります。血圧が急に上昇した場合には脳卒中や心筋梗塞で死亡する危険がありますし、急に低下した場合には脳貧血を起こしてめまいや立ちくらみを起こし、ケガをしたり溺れたりする危険があります。そしてこういった負荷の影響を受けやすいのは、65歳以上の人、高血圧・糖尿病・動脈硬化などの持病のある人、肥満気味の人、不整脈のある人、自宅の脱衣所や浴室に暖房器具のない人、一番風呂や熱いお風呂が好きな人、お酒を飲んでから入浴する人などです。

 対応策としては、室内と脱衣所や浴室との温度差をできるだけ小さくしておくことが大切です。具体的な対策では、大掛かりなものでは断熱材の改修工事なども考えられますが、日常生活の中では以下の予防策が大切です。

  1. 脱衣所に暖房器具を置くなどして、入浴前に脱衣所を暖かくしておく。
  2. お湯を張る時にシャワー給湯を使う、浴槽のふたを開けておく、浴室の床や壁に温かいシャワーをまくなどして、服を脱ぐ前に浴室を暖めておく
  3. 湯に入る前に手足など身体の端の方からかけ湯をし、徐々に体を温めていく
  4. いきなり肩まで湯につからず、足からゆっくりと入って徐々に肩までつかる
  5. 湯に浸かる時間は少し汗ばむ程度にし、湯温は41度以下にする。長く浸かりたい時には、途中から半身浴にする
  6. 湯から出る時は、急に立ち上がらずにゆっくりと立ち上がる。体調によっては浴槽のふちに一度座って、身体を慣らしてから立ち上がる
  7. 飲酒後の入浴は避ける
  8. 高齢の人、肥満や持病のある人は、できるだけ一番風呂を避け、入浴前に家族に一声かけておく
  9. 入浴の前後にはコップ1杯程度の水分を補給する

 寒くて身体の冷える冬は、暖かいお風呂に入ってほっこりすることに幸せを感じる時期でもあります。今年の年末年始は長めの休暇になりますから、温泉旅行に行かれる方も多いかもしれませんね。予防策をしっかりとって、いい年末年始をお過ごしください。

暖かいお風呂で身体もこころも温めて、いい年を迎えましょう

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.62
コラム【理念経営物語】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 なつかしい時間 』
長田弘著・岩波新書

 詩人の長田弘が、NHKテレビ「視点・論点」で語った17年の集成です。「自然が日々につくりだすのは、なつかしい時間です。なつかしい時間とは、日々に親しい時間、日常というものを成り立たせ、ささえる時間のことです」とは、著者自身の言葉です。「言葉、風景、人たち、本……。この国の未来にむかって失われてはいけない大切なもの」を、静かに、深く、勁(つよ)く語っています。さっと読むのではなく、何度も繰り返し味わいたい、私の今年の一冊です。

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コラム3 【苗字随想】 No.139コラム【苗字随想】

片桐清志

「ウマ」あれこれ

 先月までは一字姓のあれこれを眺めてきたが一字姓シリーズは一旦お休みし、12月号は恒例となっている翌年の干支と苗字の関係を紹介したい。
 来年の干支の「午」も苗字ではマイナーで、「午」で始まる苗字は今年の「巳」とほぼ同数の12種しかない。それでも一字姓の「午」はあり、さすがにウマの呼び方は見当たらないがコゴエ・ゴコエとお呼びする。ランキング(佐久間 英氏)でも4000番内には登場しない。
 「午」姓でユニークな苗字では午頭(ゴトウ・ゴズ)、午腸(ゴチョウ)、午道(ウマミチ)だろう。
 動物では馬年なので「馬」姓にも触れておく。こちらは古来生活にも深くかかわってきたことや、威勢の良さが買われて馬で始まる「馬」姓は170種も見つかった。2位の猪の130種弱、3位の牛の110種弱を大きく引き離して堂々たるトップだ。ランキングでも馬場(ババ・ウマバ)の159位、馬島(マジマ・ウマシマ)の2527位が上位に出てくる。一字姓の馬さんもいて、ウマ・マ・バやハ・メ・クラの読み方がある。
 「馬」姓でユニーク苗字では、馬上(バジョウ他)、馬乳(ウマチ)、馬口(マグチ・ウマグチ)、馬目(ウマメ・マメ)、馬鼻(マハナ)、馬面(ウマヅラ・バメン他)、馬頭(バトウ)、馬頸(マクビ)、馬背(マセ)、馬体(マタイ)、馬立(マダチ・マダテ)、馬走(マバセ)、馬勢(マセ)、馬飼(ウマカイ・マカイ)、馬医(バイ)、馬喰町(バクロウチョウ)、馬洗(ウマアライ他)、馬屋(ウマヤ・マヤ)、馬詰(ウマヅメ・マヅメ他)、馬欠場(ウマカケバ)、馬道(ウマミチ)、馬路(バジ他)、馬返(ウマガエシ)、馬塚(ウマヅカ・マヅカ)、馬墓(マハカ・バヅカ)、馬酔木(アシビ・アセビ)などだろう。
 「馬」と同様の意味の「駒」姓も賑やかで70種余が見つかった。一字姓の駒(コマ)さんもいる。ランキングでも駒井の808位を筆頭に、駒形の1967位、駒田の2024位、駒崎の2426位、駒沢の3074位、駒場の3548位が上位に連なる。
 「駒」姓でユニークな苗字では、駒口(コマグチ)、駒水(コマミズ)、駒熊(コマクマ)、駒走(コマバシリ)、駒柵(コマサク)、駒留(コマトメ)、駒橋(コマバシ)、駒塚(コマヅカ)などだろう。

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【平成25年12月号編集後記】

 先日2つの行列を目にした。一つは年末恒例のジャンボ宝くじ売り場で、あるTV番組が「一等がよく出る売り場」として紹介した地下街だ。通りかかったのがお昼前なので、時間的には発売直後ではない。おそらく販売時間中に行列が途切れることはないのだろう。もう一つは「利休にたずねよ」を上映している映画館だ。こちらは上映時間が決まっているので入れ替え時にできた行列だ。
 交通トラブル時にできる行列と違い、上記の二つの行列は消費活動のバロメーターとも思える。どちらの行列もシニア世代が多かった。やはり元気なシニアが景気の牽引役になっているのだろう。実はこの行列と出くわしたのは、午前9時からの「利休にたずねよ」を見終えた後だ。午後からは混雑するだろうと思い、朝いちばんを選んだ。しかし、この時間帯でも結構な観客数だった。見終えて、出てみてさらにビックリという次第だ。
 この映画はモントリオール世界映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞したことで、前評判も高かった。原作は直木賞を受賞した山本兼一の同名の歴史小説だ。主人公の利休を市川海老蔵が演じ、利休の師匠の武野紹を海老蔵の父、市川団十郎が演じている。団十郎・海老蔵親子での映画共演も珍しい。しかも団十郎の最後の映画作品になった。
 利休の茶人としての原点を浮き彫りにした作品だが、時の権力者にも額づかず、「美しいもの」を追い求める姿勢が胸を打つ。海老蔵の演技も素晴らしく、今後の歌舞伎界での活躍を彷彿させる。茶道と歌舞伎、分野は異なるが日本の伝統美について考える良い機会をもらった。

 今年の漢字は「輪」で締めくくった。来年もいろんな繋がり、輪が広がる年にしたいものだ。今年一年間本誌にご登壇いただいた会員諸氏、さらにご愛読いただいた会員諸兄のご支援に感謝するとともに、来る「午年」のご多幸をお祈りする。

(片桐)