2012年9月24日
ステキ・小粋・まち歩き。第9回/「歴史交差のまち・橘町界隈」編の報告
中部経済同友会・「文化のまちづくり委員会」主催
副委員長 夢童由里子 記
中部経済同友会の「文化のまちづくり委員会」では以前より、まち歩きを実施。
これは海外・県・市外から観光に訪れる人口の低迷、当地のアピール不足の解決策、
経済と文化は両方揃ってこそ「まち」と呼び、文化とはなんぞや、など等の思惑で始まったものです。
知っているようで知らない。足元を知らずして他所の人に「こんなにも良い所です」と、案内もできない。
さあ歩こう。
自分たちの住むまち 「イイとこ捜しウォーク」の出発です。
2012/9/24
この日は未だ夏の終わりの陽射しもあって、おニューの黒・赤・紫、色とりどりのサンバイザーを被って元気よく、橘町界隈を「ステキ・小粋・まち歩き」をしました。
熱田と名古屋城を結ぶ、本町通り沿いの界隈歩きです。歴史は古く中世、古代にまで遡ることができるまちで、鎌倉街道もこの、古渡を経由してきました。
古代まで遡ると廻りは海辺だったのです。海辺の古代、街道の中世、城下町の近世、国道の近代という所です。9回目の今回は定員25名の所、30名参加です。
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真言宗大谷派名古屋別院にて集合写真。さあ、元気よく勉強・歩き・交流に出発〜!
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古渡城址公園(古街道案内人池田誠一氏の解説)。織田信秀の屈指の名園。築城石が多く残されて、、、。栄華のあとも今は昔。
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・芝居小屋「橘座」あと。七代宗春公のときに栄えた界隈。(東別院西側)・新刀お試し場and腑分けのあと」人体解剖を名古屋初1854年冬に行われ、当日の参観者は60余名。杉田玄白より83年後のことだそうです。お〜こわ。・栄国寺、1664年幕府がキリシタン禁制で200人余のキリシタンが処刑され二代藩主・光友公が菩提を弔うため創建したもの。
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栄国寺・切支丹塚(千人塚)。千本松原は織田信長が桶狭間の戦いの必勝祈願に千本の松を寄進したもの。多くの殺戮があった場所で冷気が漂う?後に光友公が「橘町」と弥栄の名前に変えた。「名古屋三大仏の一体、「火伏の弥陀」として、信仰が篤い。ちょっと、ひとやすみ〜。
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・明治維新の時、「「葵のご紋」を刀で削って、焼き討ちを逃れた瓦。・崇覚寺、大きなザボンの実。獲ってまへんでぇ。落ちてたんや〜。ちゃんとお断りして戴いてきました。
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・まちのレトロなうどんやさん。少なくなりました、お味を確かめたかったですね。・日置神社。桶狭間の戦いの前、織田信長は早朝に清洲城を出て-日置社に到り、敦盛を舞い戦勝祈願を行った。 ・さて、今、我々は、何処に居るの?これから何処へ行くの?
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名古屋市の認定地域建造物資産に認定されている「柏彌紙店」(襖紙問屋)。尾関和成さん親子に、解説をして頂きました。屋号の由来、柏の樹が青々と。
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町衆の交流場であったお茶室。いい風情の日本間。地域の歴史的、文化的な景観を特徴付けているステキな町家。珍しい「「明りとり」に優れたデザイン性を感じます。
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・本願寺名古屋別院(西別院)は清洲越と共に移ってきました。 ・葛飾北斉が1120畳敷きの料紙に大達磨をこの地で揮毫し町中の話題に。
みなさま、お疲れ様〜。本日は3色のサンバイザーが配布され、陽射しよけと共にみんな元気よく歩きました。
次回は大高界隈を歩いたレポートを提出します。
夢童由里子 記
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