産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】  第123号 2012.8.31発行

 メールマガジン■産懇宅配便■

平成24年8月度(第123号) 目次
【24年7月度産業懇談会(水曜第2G)模様】 7月11日(水) 12時00分〜14時00分
【24年7月度産業懇談会(水曜第1G)模様】 7月18日(水) 12時00分〜14時00分
【4グループ合同懇親ゴルフ会模様】 8月4日(土)7時30分スタート
【名古屋いちばん物語】 No.32
【新会員自己紹介】
生田 卓史氏

東海東京証券株式会社 取締役社長 最高執行責任者

河村 和成氏

アイシン開発株式会社 取締役副社長

中村 伸子氏 水口・中村法律事務所 弁護士
成宮 克佳氏 三菱UFJニコス株式会社 専務執行役員 中部地区担当
花田 慎一郎氏 東海旅客鉄道株式会社 秘書部長
【9月度産業懇談会開催日程】
【4グループ合同懇親会開催日程】
【お知らせ】
【コラム】
コラム1 【保健師からの健康だより】 No.101
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.46
コラム3 【苗字随想】 No.123

【24年7月度産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ『 こどもの教育を考える〜私たちの子育てを通して〜 』

日  時:平成24年7月11日(水) 12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 3階 曙西の間
参加者:31名

スピーカー:
橋本 渉(はしもと わたる
シーキューブ株式会社 取締役社長

橋本 渉氏

1.テーマの背景
 私は、昭和53年電電公社に入社し、60年民営化、平成11年に分割再編成によりNTT西日本、そして平成22年に今の会社に再就職した。専業主婦の妻とともに3人の息子を育ててきた。我が家の子育てには、大きく2つのステージがある。子育て第1期は、長男誕生から17年間で、家族一緒に6回の転居。第2期は、長男が高校2年、三男が小学校6年のときから11年間の単身赴任生活である。この春、三男の就職により子育てが完了したのを契機に、我が家の子育て31年を振り返り、感謝の気持ちを込めて取りまとめたことをお話しさせていただく。

2.子育てポリシー
 今から振り返ると我が家には6つの子育てポリシーがあった。

(1)家族一緒に過ごす

 これが絆の源であり、ベースである。我が家では転勤に伴う転居は6回あったが、家族は一緒だった。7回目に初めて単身赴任となったが、最低月に2回は帰宅し家族で色んな遊びをした。また年に1度は家族全員で旅行をしている。

(2)家族で楽しむ

 これはコミュニケーションの秘訣である。我が家では共通の趣味として、夫婦でゴルフ、テニス、スイミング、海外旅行、家族で家庭麻雀、海外旅行、スポーツ観戦などをしている。そして、ホームパーティーをよく開催し、子供たちが手料理を作ったり、彼女を連れてきたりして、皆で一緒に楽しんでいる。

(3)とことん突き放す

 これは自立心の養成である。小さい頃は抱っこより歩かせる、泣いてもジュースを与えないなど突き放した。親と子の我慢比べでもあった。また、大きくなってからは携帯電話料金を自分で払わせ、浪人する際は決意レポートを書かせるなど自立を促した。

(4)とことん関わる

 突き放す一方、躾や人生の節目においてはとことん関わった。悪いことをしたときは本人がわかるまで徹底して説教をし、反抗期には午前様になろうとも、とことんコミュニケーションを取った。その様子を見ていた三男は大切な反抗期を逸してしまった。また、子供がレトルト嫌いで、妻は16年間手作り弁当を続けた。そして、コメント・家族写真入り年賀状を30年間続けた。これは家族の成長の軌跡、お宝である。

(5)のびのび育てる

 小学校、中学校、高校とそれぞれにおいて年齢にあった学生生活、生き方があると考えている。我が家では、塾通いは一度もなく、遊び、部活などやりたいことを存分にやらせた。数々の海外旅行もそのひとつ。それが広がり家族合計では30カ国160回を数える。

(6)打ち込むものを作る

 のびのび育てる中で、打ち込むものも必要。それが人生の支えとなったり、集中力を養ったりするからだ。長男はサイクルサッカーアジア大会で優勝。二男は阪神大震災を乗り越えて少年サッカー全国大会に出場しその様子が本にもなった。三男は卓球、テニス、合唱、トライアスロンと様々なものに挑戦している。みんな体育会系である。

3.近年のこどもの教育への思い(憂い)
 我が家では、6つのポリシーのもと家族5人のコミュニケーションが取れ、しっかりと自立してくれているので、子育ては成功したと思っている。その一方で、近年のこどもの教育への憂いとして、(1)小さい頃から家族別居、(2)不規則な食生活や偏食、(3)躾や道徳を学校へ依存、(4)何でも与える、(5)小学校から塾通いといったことを感じている。私は、(1)家族一緒が絆のベース、(2)手作り3食きちんと、(3)躾は親の責任、(4)親と子の我慢比べ、(5)年代に応じた生活があるのではと考えている。
 最近の雑誌に、「家族・地域という『共同体原理』の文化」から、「友人という『年齢原理』の規範」への変化があり、何より友人が大事で、同一世代に閉じこもり、打たれ強くない若者となり、結果として自殺を考える若者が増加しているとの記事があった。また、中部経済同友会の提言においても、縦の人間関係の希薄化、充足さゆえのハングリー精神の喪失、経験の場の喪失などからコミュニケーション能力、自主性、主体性を有する感応豊かな人材が減少しているとのことであった。何れも共感するところである。
 世の中が変わり、価値観も多様化していっても変わらず大切なものは「家族の絆」だと思う。そして、こども教育の原点は、社会を構成する最小単位である家庭にあるのではないかと強く思う。そして、家庭での教育は、会社においても1つ1つのグループが良いグループを形成してくれると良い会社になるなど、通じるところが多々あると思う。
 最後に、こうして自慢できる家族を持てたことを誇りに思う。

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【24年7月度産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ『 高速道路を安全に運転するために 』

日  時:平成24年7月18日(水) 12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
参加者:22名

スピーカー:
吉川 良一(よしかわ りょういち
中日本高速道路株式会社 取締役専務執行役員

吉川 良一氏

1.高速道路交通安全セミナー
 当社は、旧日本道路公団が平成17年10月に東日本・中日本・西日本の3社に分割・民営化して設立された。当社の事業エリアは、東は東京、西は滋賀県が境になっており、具体的には、東名高速道路、中央自動車道と4月に開通した新東名高速道路、北陸自動車道の富山県朝日インターチェンジ以西、名神高速道路の八日市インターチェンジ以東、新名神高速道路の甲賀土山インターチェンジ以東となっている。
 「高速道路交通安全セミナー」は、高速道路での交通事故削減を目的に実施しており、これまで約10万人の方に受講いただいた。自動車交通では「ドライバー」、「自動車」、「道路」の相乗効果で安全性が向上することから、高速道路をよく知っていただくことでより高い安全レベルを確保したいと考えている。高速道路は高速で安全に走行できる道路であり、いわば「急がなくても速い道」であるが、昨今の通行料金に関する施策などにより、一般道との区別が意識や走行内容から希薄になっていると思われ、それが事故の増加につながっている。

2.高速道路の事故状況
 平成23年度における当社管内の総事故件数は13,057件(約36件/日)、うち死傷事故は1,465件(約4件/日)であり、ここ数年の死亡事故は増加傾向にある。死亡事故の特徴として、大型車が関連する割合が半数以上となっている。また、パンク修理などで車から降りている間に事故に遭うといった人対車両の事故件数が増加している。
 故障や事故に遭った際には、路肩や非常駐車帯に停車し、ハザードランプ、非常停止板等により後続車へ合図した後、ガードレールの外などの安全な場所に避難のうえ非常電話か携帯電話の#9910で道路管制センターに通報することが大切である。

3.危険な場面と防衛運転
 高速道路本線での事故の2割以上が渋滞中の事故である。特に、渋滞末尾では死傷事故となる割合が高く、渋滞外の事故と比べ約1.8倍となる。渋滞末尾に着く時には(1)ハザードランプで後続車に渋滞を伝え、(2)後続車の減速を確認し、前車との車間距離を十分取りながら、(3)後ろに何台か着くまで安心しないことが防衛手段となる。また、咄嗟の路肩避難に備えて、走行車線に着くことをお奨めする。
 当社では、渋滞対策への取組みとして東名高速道路の岡崎地区において、暫定3車線に改良して運用したところ、渋滞量が約95%、事故件数が約33%減少した。
 更に、高速道路を走行するにあたっては、次の4点にご注意願いたい。(1)本線を逆走する車両が関係する死傷事故が発生しており、情報板に「逆走車有」の表示をみた場合、逆走車の約7割が追越車線を走ってくるため、走行車線に避難することを推奨。(2)本線への落下物は約200件/日で発生しているが、落下物を発見した場合には急ブレーキ、急ハンドルは厳禁である。(3)ETCレーンではETCカードの未挿入などによりバーが開かない事象が約3,000件/日発生しており、バーの手前で止まった車両に後続車が追突する事故が起きている。ETCレーンでは20km/h以下の安全速度で十分な車間距離を保った走行が必要である。(4)シートベルト非着用により、車外に放出される事故は悲惨であり、後を絶たない。平成20年6月に後部座席のシートベルト着用義務化が行われたが、運転席や助手席に比べて着用率は低く、車外放出による死亡割合は運転席の2倍以上ある。また、その着用効果は、車外放出や自らの致命傷を負う危険性の回避だけではなく、同乗者に対する加害性の回避にもなる。

4.安全運転とエコ
 高速道路での経済速度は80km/hである。100km/hでは燃費が約18%ダウンし、CO2排出量が約16%アップする。そして、無用なブレーキ、速度変化を避けることがエコにつながるが、(1)ひとつ先の動きを見て運転、(2)ゆとりある車間距離を保つ、(3)上り坂の速度低下を見越し、手前から少し速めの速度で坂に進入することが運転がコツである。すなわち、安全運転がエコ対策となる。
 最後に、中日本高速道路では、本日お話しした高速道路上での事故や交通安全のポイントをお伝えする交通安全セミナーの出前講座を通年で実施しているので、いつでもご相談いただきたい。
(事務局:名古屋支社 総務企画部 企画調整チーム 052-222-1181(代表))

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【4グループ合同懇親ゴルフ会模様】

日 時:平成24年8月4日(土)7時30分スタート
場 所:木曽駒高原カントリークラブ
参加者:25名
天 候:快晴


 8月4日、恒例の産業懇談会4グループ合同懇親ゴルフ会が木曽駒高原カントリークラブで開催され、箕浦代表幹事、柘植代表幹事、石田代表幹事、河村世話人代表、安井世話人代表ら25名が参加した。当日、木曽福島の最高気温は34度という暑さであったものの、雲一つない青空の下で、参加者はアウト5組、イン2組に分かれて腕前を披露した。
 プレー終了後の懇親会では、優勝した明電舎の新木支店長(成績:グロス94、ネット74.8)をはじめとする各賞受賞者の表彰、賑やかな歓談が続いた。なお、グロスでのトップは88で回られた安井世話人代表であった。
 今回はロンドン五輪の最中での開催であった。4年後のリオデジャネイロではゴルフが五輪の正式種目に採用される。本ゴルフ会もますます盛況になると願いたい。

集合写真

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【名古屋いちばん物語】 No.32

テーマ『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第17回 』

料亭つたも主人
深田正雄

歩いて楽しい栄ミナミ
楽しく愉快な仲間たちと街づくり活動

 7-8年前に「栄ミナミ文化村フォーラム」というサークルがあり、毎月のように会合をして侃々諤々の討論をしていると聞いていました。もともと広小路より南寺町の大須にいたる地域は住吉と呼ばれ飲食店を中心とする繁華街として、昔から発展してまいりました。
 ここによそ者があつまり、住吉地区を勝手に「栄ミナミ」と名付けた株式会社ゲインの藤井英明さんが呼びかけ人、イベント事業のサンデーフォークプロモーション桑原宏司さん、そして新進の広告会社・株式会社I&Qアドヴァタイジングの藤井一彦さんの3人が中心となり、若手のカリスマ飲食店設計士神谷利徳氏、ゼットン稲本健一氏など若手の気鋭創業者たちがいろいろ事業展開と街づくりをテーマに勉強会をしておりました。
 その頃、フォーラムにゲストとして招かれ「ビックリ仰天!」したのが、キッカケとなり大きな栄地区活性化活動になってきております。兎に角、地元の町内とも無縁で居住したことのない所謂、「よそ者・変わり者」たちがボランティア魂旺盛で、熱心に栄ミナミの課題や展望を論じているではありませんか。コメントを求められた私は、年長でもあり開口一番「君たちよそ者が何をヤットルカ!けしからんけど、素晴らしい。地元としても是非、協力したい。一緒にやろう!」と発言したのがスタートのようです。
 戦後、飲食街を中心に発展した栄2-3丁目地区は暴力団対策、ぼったくりバー、客引き、違法カジノ、ホームレスなど治安への課題も多く、住吉にかけた名称「栄中部を住みよくする会」と呼ばれた地元町内連合会が1976年から幅広い治安改善活動をいたしておりました。
 その頃、同会の会長で株式会社伍味酉の佐藤嘉晃氏(昨年ご逝去)がナディアパークのコンセプト実施などで尽力されておりましたが、健康を害し後任に小生に白羽の矢!が飛びこんでまいりました。同会の幹部の若返りを条件にお引き受けすることとなりました。この地区は百貨店をメインとする物販店、料亭からラーメン・スナックバーなどの多岐にわたる飲食店、そして、公園と緑に恵まれた居住地区が独特にミックスしており、特に矢場町一丁目町内会など、活発な住民のチームワークで公園の美化や地域清掃、挨拶運動もユニークなものがありました。
 「コミュニティーはセキュリティー」のテーマのもと、お互いが協力し合う祭りやイベントで一体化できないかと思案しているところへ、2007年3月6日には名古屋駅前トヨタミッドランドビル・オープンが予定され、栄商業地区として多くのお客様が流出するのではと危機感も高まってまいりました。

 文化村のよそ者活動がストリートミュージックで栄の各町角でイベントをやろうという提案となり、2007年5月の第一回栄ミナミ音楽祭開催となりました。地元代表として栄ミナミ地域活性化協議会会長に担ぎ上げられてから、旧来の地元町内や住民と若手事業者との一体化にチャレンジしているのが現状といえます。
 南呉服町の元料亭「楽らく」インペリアルビルを展開する白滝正人さん、矢場町で子供会活動にも熱心な野村忠司さん、南伊勢町のウエルビーグループを率いる米田行孝さんの若手が大活躍。そして、南大津通りの発展の礎づくりに奮闘され、今般設立の「栄ミナミ商店会連盟」会長勝田明さん、新体制となった「栄中部を住みよくする会」新会長多湖秀明さん(住吉町)の指導で物販・飲食・住民と調和のとれた町づくりに邁進しております。
 近年は地元警察などの協力で、ホームレス、違法カジノ、客引き問題など改善するほか、各町内での清掃活動も活発化、監視カメラを設置して「歩いて楽しい栄ミナミ」作りはスタートしてまいりました。今後は駐輪対策、栄地区景観協定、街路灯・監視カメラの増設と統合、そして、栄ミナミのマスタープランに基づくイメージ統一、車道の緑化など仲間の協力で推進していきたいと考えます。
 名古屋開府400年の歴史と町衆文化を承継しつつ、よそ者、変わり者、若者のパワーで「栄ミナミ」が益々、若い女性がゆっくり歩いて楽しめる街づくりにチャレンジしたいと思います。
 今秋はNAGO-1グランプリ第2回目の開催など、毎週、地元協議会の仲間が昔の「学校祭」の心意気で楽しんでいる栄ミナミに今後もご期待下さい。

住吉町アーチ
栄ミナミ盆おどり@GOGO 第2回2010夏
左から、深田、藤井一彦、原田さとみ、ウクライナ留学生ニカ、藤井英明、後藤寿美、宮本忠博アナ

住吉町アーチ
栄ミナミ音楽祭 第5回2010,5月
中央、鈴木雅之とともに右、白滝正人、前田利信

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【新会員自己紹介】

生田 卓史氏
水曜第2グループ

生田 卓史(いくた たくじ)
東海東京証券株式会社 取締役社長 最高執行責任者

【東海東京証券株式会社】
〒450-6212 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号
TEL:052-527-1170 FAX:052-527-1190
URL:http://www.tokaitokyo.co.jp/

 東海東京証券の生田 卓史(いくた たくじ)と申します。
 この度、産業懇談会 水曜第2グループに参加させて頂くことになりました。何卒宜しくお願い申し上げます。

 弊社は、名古屋を本社とする証券会社として、金融という側面からではありますが、地域の皆様に溶け込み、地域の皆様と共に、豊かさを育んで行きたいと考えております。

 厳しい経済金融環境が続く中、地域に根ざした金融機関として、実体経済に対する資金の流れ、あるいは、投資・運用・調達という面で、いささかなりとも、お役に立てればと願っている次第です。

 私自身も、愛知県出身(東三河)ですが、勤務の都合からたびたび地域を離れることも多かったので、やっと地元に着地できた、という何かほっとした気持ちに浸っています。

 最後になりますが、この度の産業懇談会への参加を通じまして、新しい日本の創造に向け、ものづくり中部からの発信・行動のあり方、クロス・ジャパンへの展開の仕方を、皆様からいろいろな形で、ご教授・ご指導頂ければ幸いです。
 何卒宜しくお願い申し上げます。

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河村 和成氏
木曜グループ

河村 和成(かわむら かずしげ)
アイシン開発株式会社 取締役副社長

【アイシン開発株式会社】
〒448-8525 刈谷市相生町3-3
TEL:0566-27-8700 FAX:0566-24-3159
URL:http://www.aisin-ad.co.jp

 このたび、弊社石山正二の後を受け継ぎ産業懇談会に入会させて頂くことになりましたアイシン開発株式会社の河村和成でございます。前任者同様ご厚誼の程よろしくお願い致します。
 私どもアイシン開発はアイシン精機を中核とするアイシングループの1社であり、グループ及び一般民間、官庁の建築・土木工事を請け負う建設事業、土地開発、マンション・戸建分譲、オフィス賃貸等の都市開発事業、生・損保の保険代理店事業を3本柱に、“アイシングループの総合ディベロッパー”として、事業展開しております。昨今の企業環境は決して順風ではありませんが、グループ、地域に貢献する企業として着実な成長を遂げて参りたいと思います。
 私自身は静岡県の出身でございますが、アイシングループのアイシン・ワーナー(現アイシン・エィ・ダブリュ)に入社以来、長年施設部門を中心に工場のラインに関わる仕事を経験した後、2003年から現在のアイシン開発に移りました。当初は建設事業を担当しておりましたが、2011年から都市開発事業担当に変わり、今年からは保険代理店事業も管轄することになるなど、仕事の幅を拡げて参りました。
 今後の事業の伸張には私のこれまでの経験を活かし組織運営をしていかなければなりませんが、私はこれを自身のビジネスキャリアの集大成にしたいと考えております。そのためにも、このような異業種の経営者が集まる経済団体の活動に参画できる機会を縁として、多くの皆様からビジネス上のヒントを得るとともに、私自身の未知の分野について教えを請うことができればと大いに期待しているところでございます。
 まだまだ至らない点はご寛恕頂き、会員の皆様方のご指導、ご支援を得ながら視野を広げ見識を深めて自身の成長に繋げることが出来ればこの上ない喜びでございます。入会にあたり末永い皆様のご厚情をよろしくお願い申し上げます。

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中村 伸子氏
木曜グループ

中村 伸子(なかむら のぶこ)
水口・中村法律事務所 弁護士

【水口・中村法律事務所】
〒460-0002 名古屋市中区丸の内二丁目16番14号
TEL:052-203-5525 FAX:052-231-1639

 弁護士の中村伸子(なかむらのぶこ)と申します。
 弁護士登録は昭和60年(1985年)4月ですので、かれこれ弁護士歴30年となりました。
 この度、産業懇談会木曜グループに参加させていただくことになりました。
 色々と勉強させていただく所存でございます。
 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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成宮 克佳氏
木曜グループ

成宮 克佳(なるみや かつよし)
三菱UFJニコス株式会社 専務執行役員 中部地区担当

【三菱UFJニコス株式会社】
〒460-8355 名古屋市中区大須4-11-52
TEL:052-259-1751 FAX:052-251-4977
URL:http://cr.mufg.jp

 三菱UFJニコス株式会社の成宮でございます。
 中部地区の営業を担当しております。
 このたび、前任の築山宗彦同様、産業懇談会木曜グループに参加させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
 当社は、「お客様の多様なニーズに的確かつ迅速にお応えし、高い信頼を得る革新的な金融サービスを開発・提供することにより、より豊かでより快適な社会の実現に貢献しつづけます」を経営ビジョンとして、クレジットカード、ファイナンス等の事業を行っています。こうした業務を通じ、中部地区の発展に少しでもお役に立てればと思います。
 初の名古屋勤務(初の単身赴任でもあります)ということで、多岐にわたる勉強の必要性を痛感しております。皆様方のご指導・ご鞭撻をどうかよろしくお願いいたします。

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花田 慎一郎氏
水曜第2グループ

花田 慎一郎(はなだ しんいちろう)
東海旅客鉄道株式会社 秘書部長

【東海旅客鉄道株式会社】
〒450-6101 名古屋市中村区名駅1-1-4
TEL:052-564-2357 FAX:052-587-1394
URL:http://jr-central.co.jp

 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の花田と申します。このたび、産業懇談会水曜第2グループに参加させて頂くことになりました。どうか宜しくお願いします。
 当社は、(1)東海道新幹線、(2)東海地域の在来線、(3)JRセントラルタワーズなど駅に隣接した関連事業等を行っております。現在は、これらに加え東海道新幹線の二重系化となる中央新幹線(リニア)や名古屋駅の更なる開発などを推進しております。
 私は、今年の6月までの6年間、(株)ジェイアール東海高島屋に出向し百貨店という立場で名古屋地区のお客様にお世話になってきました。今後は、JR東海という会社の視点で何ができるのかを考えていきたいと思います。そうした意味で、本会で様々な業種の方々の多様なご意見を拝聴させて頂ければ有難いと考えています。
 若輩者ではありますが、何卒ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いします。

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【9月度産業懇談会開催日程】

名古屋観光ホテルでの開催です。
グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ
安井善宏
深田正雄
9月11日(火)
12:00〜14:00
三菱重工業(株)中部支社  支社長
中里博人氏
「三菱重工の燃料電池」
18階
伊吹の間
水曜第1グループ 飯田芳宏
落合 肇
9月19日(水)
12:00〜14:00
(株)日本機械製作所 取締役社長
自見厚則氏のご紹介
水中写真家 今尾映子氏
「海からのメッセージ
       (東日本大震災を踏まえて)」
18階
伊吹の間
水曜第2グループ 片桐清志
見祐次
9月12日(水)
12:00〜14:00
名古屋保護観察所 所長 大矢 裕氏
愛知県更生保護協会 事務局長 坂井田 学氏
保護司
NPO法人愛知県就労支援事業者機構 理事長 切中厚美氏
「更生保護における就労支援について」
18階
伊吹の間
木曜グループ 河村嘉男
倉藤金助
9月6日 (木)
12:00〜14:00
双日(株)
中部地区管掌兼名古屋支店長 
筒井和彦氏
「双日の東南アジアで展開する工業団地事情について」
18階
伊吹の間

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【産業懇談会4グループ合同懇親会開催日程】

 10月度の例会につきましては、グループ相互の交流と活動の活性化を促進するため、恒例の4グループ合同懇親会を下記のとおり開催いたします。
 今回は、水曜第2グループの企画による、(有)プレジャー企画 代表取締役 大棟耕介様のご講演及びクラウンのパフォーマンスをお楽しみいただきます。なお、大棟様にはその後の懇親会にもご参加いただきます。
 産業懇談会のメンバーの皆様はもとより、ご家族の皆様もお誘い合わせのうえ、多数のご出席をいただきたくご案内申し上げます。

日時 10月2日(火)
17:30〜20:00
場所 ウェスティンナゴヤキャッスル 2階 天守の間
会費 お一人 10,000円 ※当日、受付にて頂戴いたします。
当日の予定 17:00〜 受付開始
17:30〜18:30 ご講演、クラウンのパフォーマンス
18:40〜20:00 懇親会(着席ビュッフェ)
講演内容

演目:ホスピタル・クラウン活動についてのご講演及びクラウンのパフォーマンス
講演者:有限会社プレジャー企画 代表取締役
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会 理事長/愛知教育大学 非常勤講師
                          大棟 耕介(おおむね こうすけ)氏

1969年愛知県出身。総勢約40名のクラウンチーム「プレジャーB」のリーダーを務める。抜群の運動神経と大きな身体を活かした大技やジャグリング、バランス芸などのパフォーマンスは観客を惹き付ける。闘病中の子ども達に笑顔を届ける「ホスピタル・クラウン」の活動を、日本を中心に海外でも行っており、新聞・雑誌でも多く取り上げられている。2008年には1冊目の著書がTVドラマ化、2011年には、ホスピタル・クラウンの活動が児童作家の手によって物語となり、第57回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた。現在は講演会を年間150本ほど行っている。

ご案内先 代表幹事および産業懇談会メンバーの皆様
その他 ・食事の手配等準備の都合上、ご出席の場合は同封のFAX用紙で9月18日(火)までに必ずお知らせ願います。また、ご同伴者がいらっしゃる場合は、FAX用紙の余白にお名前をご記入下さいますようお願いいたします。
・なお、出席のお取り消しにつきましては、
9月28日(金)までにお知らせ下さい。それ以降にご連絡いただいた場合は、会費を申し受けることになりますので、悪しからずご了承願います。
お問い合わせ先 担当:東條・山田 
電話:052-221-8901

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【お知らせ】

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【コラム】

コラム1 【保健師からの健康だより】 No.101
花ちゃんからの健康だより

株式会社 スズケン
保健師 鳥巣 妃佳里

『 健康な国5位の日本 』

 8月も後半に入りました。日中の暑さは厳しいですが、暦の上では秋を迎え、こころなしか朝晩は過ごしやすくなってきたように感じます。今年の夏はオリンピック観戦で、睡眠不足になる人が多かったようですね。そういう私もそのひとりでした。

 先日、米国の総合情報サービス会社「ブルームバーグ」は、国連や世界銀行、世界保健機関(WHO)のデータを基に「世界で最も健康な国々」と題するランキングを発表しました。「日本は世界5位の健康な国」というニュースが流れましたので、耳にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。ちなみに1位はシンガポールで、最下位の145位はアフリカ南部のスワジランドでした。このランキングでは、各国の“健康度”を、年齢グループ別(14歳以下、15〜64歳、65歳以上)の死亡率や喫煙率、飲酒率、肥満度などのほか、血中コレステロール値や血圧、大気汚染度などを組み合わせて健康スコアやリスク・スコアなどを求め、それを点数化しています(データが不十分な国は除外)。上位10カ国は、1位シンガポール、2位イタリア、3位オーストラリア、4位スイス、5位日本、6位イスラエル、7位スペイン、8位オランダ、9位スウェーデン、10位ドイツ、と並んでいます。また世界銀行の調べ(World Bank WDI 2012.6.13)によれば、2010年の平均寿命は、日本:男性79.6歳、女性86.4歳(世界1位)、シンガポール:男性79.3歳、女性84.1歳(世界6位)になっています。日本は平均寿命では世界1位ですが、健康度では5位という結果です。

 このランキングでシンガポールと日本を比べると、「喫煙率」に大きな違いがあったようです。シンガポールは公共の場での喫煙や吸い殻のポイ捨てに厳しいこともあって、喫煙率が東南アジアの中ではとても低い国です。2005年の統計によれば約14%となっています。日本の喫煙率は年々下がってはいるものの、19.5%(H22年国民健康・栄養調査、JTの喫煙者率調査では21.1%)とシンガポールに比べて約1.4〜1.5倍の高さです。日本とシンガポールは医療技術と医療サービスでは同レベルと言われていますので、喫煙率のランキングへの影響は大きかったのかもしれません。

 タバコはアルコールと違って「百害あって一利なし」と言われます。いつまでも若々しく人生を楽しむためには、健康であることが力強い味方になります。タバコの煙と仲良くしている方は、これを機に仲間を誘って禁煙に取り組まれてみてはいかがでしょうか。

今日からみんなで禁煙に取り組み、健康度世界一を目指しましょう!

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.46
コラム【理念経営物語】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

「『いじめ』は2学期からひどくなる!」
佳川奈未著・ポプラ社刊

 大津市の中学生自殺事件に対して、「情報発信できる立場にいる自分」が「もっと早くにいじめに関する『解決のための本』(つまり、この原稿)を書いていれば」との著者の悔やみが生んだ緊急出版。
 著者は、生き方や願望実現などをテーマにした著作を世に送り出しており、その累計は500万部を超える。著者自身も子供のころに陰湿ないじめを被っており、著者の息子も自殺直前まで追い込まれるようないじめを受けたが、県警の生活安全課の協力で、最悪の事態は回避できた。
 二度とこのようなことが起こらないようにとの願いを込めて、子供からの「無言のサイン」のキャッチの仕方や、親のとる行動「3原則」、警察との連携方法などを、必死の思いで披露している。
 2学期が始まります。私たちの子供や孫を、いじめから守らなければ!

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コラム3 【苗字随想】 No.123コラム【理念経営物語】

片桐清志

「家」と「戸」

  結婚式の表示では○○家、△△家の両家という表現が使われる。苗字は英文では「family name」と呼ばれるように「家族関係」の基本単位だ。法律上は戸籍としてオーソライズ化される。戸籍の「戸」も「家」の単位を意味している。今月号では「家」と「戸」と苗字の関係に注目してみた。
 「家」で始まる苗字は約120種見つかった。「宮」の約半分だが結構人気は高い。一字姓の「家」もあり、イエのほかにウチ・ヤカとお呼びする。ランキングでは家田の2428位が筆頭で、2番手の家村でも3445位で順位としてはかなり低い。
 ユニークな苗字では家中(イエナカ)、家人(ケニン)、家住(イエスミ・ヤスミ)、家作(イエツクリ・ヤツクリ)、家元(イエモト)、家内(カナイ・イエウチ・ヤナイ他)、家出(イエデ・イエイデ)、家形(ヤカタ)、家持(イエモチ・ヤモチ)、家政(イエマサ)、家老(カロウ)、家路(イエジ)、家門(カモン・イエカド)、家長(イエナガ)などが見つかった。
 「戸」で始まる苗字は「家」より約100種多い224種見つかった。一字姓の「戸」もあり、「ト」と「ヘ」の呼び方がある。ランキングでも戸田の278位を筆頭に戸塚(850位)、戸沢(1149位)、戸谷(トタニ・トヤ:1344位)、戸村(1501位)、戸部(1508位)、戸張(1591位)、戸川(1655位)、戸倉(1807位)、戸島(1969位)の10姓が2000番内に連なる。
 ユニークな苗字では戸一(トイチ)、戸口(トグチ・コグチ)、戸鼻(トバナ)、戸毛(トゲ・トモ)、戸手(トテ・トウデ)、戸脇(トワキ)、戸袋(トブクロ)、戸貫(トヌキ・ヘヌキ)、戸鎖(トグサリ)、戸門(トカド)、戸室(トムロ・コムロ・ヘムロ)、戸木(トキ・ヘキ他)、戸板(トイタ)、戸簾(トスダレ・トミス)、戸金(トカネ)、戸渡(トワタリ)、戸越(トゴシ)、戸町(トマチ)、戸祭(トマツリ・トサイ)、戸票(トフダ)、戸破(トヤブリ)、戸穴(トアナ)、戸風(トカゼ)、戸鳴(トナリ)、戸音(トオト)などが見つかった。

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【平成24年8月号編集後記】

 世界中を熱狂させたロンドンオリンピックが幕を閉じた。日本は金メダルの数こそ目標を下回ったが、獲得メダル総数では史上最多の成果を残した。お家芸だった男子柔道の不振の一方で卓球やバトミントンなどで初となるメダル獲得など新たな成果も目立った。全種目に女子の種目を正式種目にした今大会では日本の女子の活躍がひときわ輝いた。体格や体力で外国人との差が指摘されるのは女子も同じだろう。やはり練習量や精神面のあり方も大いに関係ありそうだ。
 日本がメダルを逃した種目でも男子サッカーのスペイン戦のように、TVの前のファンを感動させるシーンも多かった。スポーツの持つ筋書きのないドラマの素晴らしさを大いに楽しむことができた。
 筋書きのないドラマといえば、オリンピック開催中に始まった高校球児の夏の祭典の甲子園に先日出かけた。娘の母校が18年ぶりに出場したので夏の甲子園球場のアルプススタンドでの応援を体験した。甲子園出場が決まってからはフェイスブック上で同窓会交流が一気に盛り上がったそうだ。全国から応援に駆け付けた同級生たちは大阪で前夜祭を繰り広げたという。アルプススタンドを埋め尽くし、外野席にはみ出した大集団が母校の選手の一投一打に大声援を送る。勝敗の行方はもちろん気になるが、それ以上に後輩たちと一緒に甲子園を楽しむ姿が印象的だった。
 今年が94回目になるが今や日本の夏の一大イベントになった高校野球の全国大会は、経済効果の点でも見逃せない。卒業生や地元の応援団が毎試合大量に乗り込んでくる。交通関係や宿泊施設、飲食関係、応援グッズ等だけでも1大会で数百億円規模だろう。大会運営費や報道関係まで含めれば1千億円を超えるマーケットだろう。規模もさることながら注目したいのは関係者が喜んで支出していることだ。出場チームは優勝校の一校を除き必ず負ける。負けたチームの関係者も無駄使いしたとは誰も思わない仕組みがすごい。
 閉塞感が叫ばれる日本経済だが、活性化できる要素はまだまだあるはずだ。「ないものねだり」をしていても状況は変わらない。オリンピックや甲子園大会から、しっかり前を向いては知恵を絞れば元気になれることを教えてもらった。

 産業懇談会も8月は夏休みだったが、9月から通常例会が再開する。新たに加わった新会員5名共々、夏のさまざまな体験を生かし、元気な日本を取り戻すために産業懇談会を研鑽の場として大いに活用して戴きたい。

(片桐)