【7年2月度 産業懇談会(木曜G)模様】

テーマ: 『 「豊田合成記念体育館エントリオ」視察会 』

  • 日  時:令和7年2月13日(木) 11時30分~14時00分
  • 参加者:38名
写真:宮崎代表幹事

 今回は、宮﨑代表幹事のお取り計らいにより、2020年9月にオープンした豊田合成記念体育館エントリオを訪問し、地域の方々との交流などについて学ぶ貴重な機会を得た。

エントリオの概要

 エントリオは、2019年の豊田合成創立70周年記念を機に、従業員の福利厚生施設としてJR稲沢駅東口駅前(稲沢操車場跡地の一角)に建設された。「しごと」「地域」「スポーツ」の三つの縁(エン)を大切に、お互いを支援(エン)し、共に発展していこうと、三重奏の「トリオ」をつけて命名された。「スポーツを通して人と人がつながり、笑顔と元気が生まれる場所」をコンセプトとして、豊田合成のスポーツチーム(ウルフドッグス名古屋・豊田合成ブルーファルコン・豊田合成スコーピオンズ)の公式戦や社内イベントの開催、さらには稲沢市民へも開放し、有事の際には帰宅困難者や周辺住民の一時避難場所として提供される。

取組み紹介

写真:横井 俊広氏

 TG SPORTS株式会社 代表取締役社長 横井 俊広氏
 バレーボールチーム「ウルフドッグス」の名前の由来は狼と犬のハイブリッド(合成)犬種であり、豊田合成の社名とも重なる。TG SPORTS株式会社は、2018年にバレーボールチームの運営および関連する事業の企画・運営を行う会社として設立。バレーボールチームは、2015年天皇杯優勝、15/16シーズンVプレミアリーグ初優勝を契機に成長し、現在は新SVリーグの上位チームである。チームには、日本代表選手や海外の代表キャプテンクラスも所属している。
 チーム理念「バレーボール+で人と人、人と地域、世界と地域を繋ぐ」、広島カープのように地域に根ざしたチームを目指し、感動体験の提供や地域活性化に寄与することを目標にしている。コロナ禍を通してスポーツの意味を再考し、喜びと幸せを提供するため、小中学校でのバレーボール教室やキャリア教育など地域での様々な活動へ注力している。
 SVリーグは、2030年までに世界最高峰のリーグを目標に、収益向上、外国人選手枠の変更、選手育成に力を入れている。「ウルフドッグス名古屋」は、選手一人ひとりが成長できるチーム作りを目指しており、在籍していた選手が、他チームでレギュラー選手として活躍している。バレーボール人気は高まっており、皆様とコラボレーションさせて頂くことで、貴社のブランド価値向上、セールスプロモーション、ビジネス開発、福利厚生など様々なメリットのご提供に繋がれば幸いである。
 当施設は、今後地域の皆様とともに、明るく活気あふれる街づくりに参画し、地域のコミュニティーとして愛される施設を目指していく。

集合写真
写真:体育館

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【7年2月度 産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ: 『 警備業の生い立ちとALSOKの目指すもの 』

  • 日  時:令和7年2月4日(火) 12時00分~14時00分
  • 参加者:37名
スピーカー:
松本 健一郎(まつもと けんいちろう)
中京綜合警備保障株式会社
取締役社長
写真:松本 健一郎氏

会社紹介・自己紹介

 中京綜合警備保障株式会社は、1969年に綜合警備保障株式会社の支援のもと、母方の祖父である林邦男により設立された警備会社であり、常駐警備・機械警備・貴重品輸送など、安全確保に係わる一貫したサービス体制を確立し歩んできた。現在の従業員数は約500名である。私は2007年より社長に就任し、地域社会への貢献を企業目的の第一に掲げ、実現すべく取組んでいる。

変化する犯罪の手口と対策

 過去40年間で、犯罪の手口は大きく変化している。40年前は、海外からの出稼ぎ外国人による犯罪が多く、中華系外国人による住宅侵入や中東系外国人による薬物密売、30年前は、日本人のピッキングによる侵入が多発。20年前は、暴力団対策法の影響で、暴力団構成員によるチーム制での住宅侵入が増加。10年前より、オレオレ詐欺などの特殊詐欺が横行し、現在ではトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)が関与する闇バイトによる犯罪が増加している。
 住宅侵入に対する効果的な対策として、木製の引き戸は、侵入に5分以上かかると、7割の犯人が諦めるというデータもあり、バールによる破壊に対してある程度の効果がある。また、物理的な対策も重要であるが、それ以上に身の回りの情報管理への意識も必要である。

警備業界の構造と現状

 警備業界は、警備業法によって厳しく規制されている岩盤規制業界である。監督官庁は国家公安委員会であり、規制が強いため、機械警備は寡占化が進んでいる。一方で、人的警備は参入障壁が低い。警備業法では、事業所の変更や役員の異動などがあった場合は、20日以内の届け出が義務付けられていること、また、警報を受信してから25分以内に現場に駆けつけられる体制が求められること、警備員の教育においては、新任教育(20時間以上)と現任教育(10時間)が義務付けられるなど、厳しく定められている。
 警備業界の市場規模は約3兆4千億円であるが、これは警備業法に登録された警備会社の合計であり、防犯カメラや情報セキュリティなど、警備会社以外が提供するサービスは含まれていない。また、警備員は約60万人で、警察官の数を上回るものの、非正規社員も含まれるため、一人当たりの売上は低い。登録されている警備会社は約1万社以上に上るが、機械警備は寡占化が進んでおり、SECOMとALSOKの2社で市場の9割を占める。

警備業界のパイオニア:SECOMとALSOK

 警備業界の先駆者として、SECOMの創業者である飯田亮氏と、ALSOKの創業者である村井順氏がいる。飯田亮氏は、29歳でSECOMを創業。実家は酒屋問屋であり、警備業が進んでいた欧州の企業へ飯田氏が手紙を出し、出資を受けたため、SECOMは外資系企業としてスタートした。一方、村井順氏は、56歳でALSOKを創業。官僚出身で、内閣情報調査室の初代室長、東京オリンピック組織委員会事務局次長を務めた。ALSOKは官僚のバックグラウンドを持つ点が特徴であり、SECOMはベンチャー企業として成長した。両社は、東京オリンピックの警備をきっかけに成長した。

大規模災害への対応

 警備会社は、大規模災害時にも重要な役割を果たす。ALSOKは、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など、過去の大規模災害において、全国から警備員を派遣し、被災地特有の警備ニーズに対応してきた。東日本大震災の際にはATMから現金が盗まれ、現金回収に苦労したが、現地と連携して対応し、支援物資輸送、現金回収業務、巡回業務など、多岐にわたる支援を行ってきた。

最新技術の活用と今後の展望

 警備業界では、最新技術の活用が積極的に進められている。ドローンを活用した被災状況の把握、巡回警備、警備の省人化やロボットによる公共施設での警備・案内業務、AIを活用した犯罪予測・情報分析などである。ALSOKは、デジタル庁事業「テクノロジーマップの整備における調査研究」の技術実証事業者に採択されている。
 今後は、人手不足により、ロボットやAIの活用が一層進む。災害時における行政との連携を強化し、見守りサービスやスマートシティの推進、家畜防疫対策や鳥獣被害対策など、新たな分野にも事業領域を拡大していく。加えて、介護事業や公共交通機関の業務受託など、多様なニーズに対応するサービスを提供し、SDGs・ESGへの取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に貢献していく。
 警備業界は、犯罪の手口の変化、災害の多発、技術革新など、様々な変化に直面しており、警備会社は、皆様の生活に密接に関わっている。しかし、在宅警備の利用率は、全体の半分程度にとどまっており、気軽に始められるセルフセキュリティプランなどから普及させていきたい。
 単なる警備だけでなく、現金輸送や在宅介護サービスなど、幅広い分野で皆様の生活を支えており、その役割はますます重要になっており、皆様の安全・安心な生活を支えるために、日々進化を続けていく。今後とも、皆様の安全と安心を守るために、尽力していきたい。

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【7年2月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ: 『 創業家としての思いとこれからの取組み(株式上場と株式非公開化の中で) 』

  • 日  時:令和7年2月12日(水) 12時00分~14時00分
  • 参加者:44名
スピーカー:
武部 篤紀(たけべ あつのり)
トランコム株式会社
取締役会長
写真:武部 篤紀氏

会社紹介・自己紹介

 私は、慶應義塾大学理工学部を卒業後、トランコム株式会社へ入社。運輸事業所・物流センター、経営企画を経て、三井物産と設立した中国のJV(ジョイントベンチャー)へ出向。その後、2022年に代表取締役社長に就任し、2023年より取締役会長を務めている。
 トランコムは、祖父・武部純三が1955年に株式を譲り受けた愛知小型運輸が前身。1989年に父が、グループ会社を統合し、トランコム株式会社として1995年にJASDACに上場した。2002年に東証2部・名証2部、2012年に東証1部・名証1部(市場区分見直しにより、東証プライム・名商プレミア)へ上場しているが、2025年1月にMBO(経営陣による買収)により上場廃止。
 当社は、「つなぐ(物流センター構築運営サービス)」「はこぶ(輸送マッチング・配送サービス)」「つくる(生産請負・人材派遣サービス)」の3つのサービスを提供している。お客様の物流事情や物流課題に合わせてカスタマイズし、最適な物流システムを構築・運営し、国内158拠点、海外16拠点を展開している。

私の人生で大きな影響を得たこと

 私は、2014年に三井物産とのJV(ジョイント・ベンチャー)へ出向し、社員の遺族による営業妨害、貸し倒れ危機、従業員のサボタージュ、一部撤退など、数々の困難を経験した。こうした試練を通じて、自分自身が外国人となり、日本を海外から俯瞰する視点、現地メンバーとどのように仕事をすると良いかなどを学んだ。
 また、JVの当社側責任者として、相互のフェアな精神、大会社での情報共有、組織としてビジネスを創造し継承することを学んだ。三井物産とのJVをきっかけに、トランコムは会社として成長でき、取引先企業の層が変わった。
 トヨタ自動車との取引は、積雪による臨時輸送がきっかけであり、私自身もセミトレーラーを運転し輸送依頼を全て対応した。その後、国内生産台数の増加やドライバー不足を背景に、新規物流会社として30数年ぶりに採用された。現在は、自動車の電動化に関わる新たな部品の輸送などを担当している。トヨタ自動車の株主総会では、朝5時に並んだことがトヨタ社内でも話題になり、豊田章男会長とは、株主総会やタイでの水素エンジン車の壮行会など様々な場で交流させて頂き、創業家出身者として、企業経営者としての心構えや視座、思想を学ばせて頂いた。

MBOによる非公開化の目的

 当社は、社会への貢献と会社の成長を目的に株式上場し、社会的認知度や信頼性の向上、優秀な社員の確保、資金調達の多様化、透明性の高い経営など様々なメリットが得られた。しかし、近年、東証による資本市場改革や同意なき買収の増加、アクティビストへの対応など、上場維持に伴う負担が大きくなった。
 さらに、2024年問題やドライバーの高齢化など事業環境が大きく変化する中、長期的な視点で事業を展開していくため、2025年1月にMBOを実施し株式を非公開化した。創業家として30.7%の持株比率は維持している。今後は、良きパートナーと共に、企業としての競争力を高め、長期的な目線を含め、社会の一員として全ステークホルダーにとって良い会社を作り上げていくことを目指していく。

個人としての新たな取組み

 書籍「DIE WITH ZERO」を読み、仕事とプライベートについて見直すきっかけとなった。私にとって最も大切なステークホルダーは家族であり、家族との時間を最優先している。新たな挑戦として、2025年3月9日の名古屋シティマラソンのハーフマラソンへ参加を決意した。これは、ニュージーランドでの登山を途中リタイアした経験から体力向上のためである。
 また、今年2月2日名古屋市新栄にオープンしたカフェ「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」は、設計を建築家の永山祐子氏に依頼し細部までこだわり抜いた。店名の「CELESTIE(セレスティ)」は、天空の最上級を意味し青空を思わせる大きな屋根と緑に包まれた外観が特徴である。さらに、地下1階には、イベントスペースを設け、パラリンピック正式種目の球技「ボッチャ」を体験できるほか、カンファレンス、展示会、発表会、ワークショップなどさまざまなイベントに対応できる。

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【7年2月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 「STATION Ai」視察会 』

  • 日  時:令和7年2月19日(水) 12時00分~14時00分
  • 参加者:29名
写真:説明会の様子

 今回は、STATION Ai代表取締役社長 佐橋様のお取り計らいにより、2024年10月にオープンしたSTATION Aiを訪問し、施設の見学やオープンイノベーションについて学ぶ貴重な機会を得た。

STATION Aiの概要

 STATION Aiは、鶴舞にある国内最大級のオープンイノベーション拠点である。スタートアップ企業の創出・育成およびオープンイノベーションの促進を目的に様々な支援サービスを提供しており、700社を超える国内外のスタートアップ企業、パートナー企業、VC等の支援機関や大学等がSTATION Aiに参画している。専用のオンラインコミュニティへの投稿や、毎日施設内各所で開催されるオフラインイベントへの参加を通して、コミュニケーションが生まれている。コミュニケーションのきっかけとなる企業とスタートアップを繋ぐコミュニティマネージャーの存在も重要だ。施設内外の利用者が積極的に情報交換やネットワーキングを行い、新たなビジネスの可能性を広げている。
 施設内には、スタートアップをはじめとする新規事業創出に取り組む人々のためのオフィスやフィットネスジム、テックラボに加え、一般の方も利用できるカフェ・レストラン、ホテル、イベントスペース、あいち創業館などが併設されている。特にホテルは、無人チェックインが可能で、交通系ICカードを部屋の鍵として利用できるシステムを導入している。宿泊者はカード一枚でチェックインから部屋へのアクセスまで簡単に行え、スムーズで快適な滞在が可能である。施設は、7階建ての施設で、1階、2階、7階は一般の方にも開放されており、3階から6階はオフィスエリアとしてコワーキングスペースや個室が整備されている。また、施設内にはヘラルボニーの契約アーティストによる作品が展示され、アートを通じて多様性とインクルージョンの重要性が伝えられている。
 さらに、入居企業には、登記や税務面での支援を受けることができるほか、製品開発をサポートするための3Dプリンターなどの最新設備も整備されており、製造業の集積地である中部地域の特色を生かした施設となっている。
 STATION Ai は、単なるコワーキングスペースにとどまらず、様々な団体が集まり、交流を通じて新たな価値を創造する場である。開放的な空間を体感し、当地における新事業創出の可能性を感じる視察会となった。

写真:コワーキングスペースの様子
コワーキングスペース
写真:テックラボの様子
テックラボ
写真:ジムの様子
ジム

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【新会員自己紹介】

写真:髙山 靖徳氏
水曜第2グループ
高山 靖徳(たかやま やすのり)
フジ建設株式会社
代表取締役

【フジ建設株式会社】
〒463-0004 名古屋市守山区吉根二丁目3006番地
URL: https://fujiken24.com/

 フジ建設の髙山靖徳と申します。名古屋市守山区で解体工事業と産業廃棄物処理業、そして道路清掃業を生業としております。企業理念は「私たちは全ての人の笑顔の為に街の「きれい」をつくります」。まだまだ目指す会社には遥か遠いのですが、やっと見えてきた「災害大国日本を支える真の解体屋」というビジョンに向かって、これからも社員さんと共に頑張っていきます!

 一男三女と妻の6人家族です。趣味はやったことの無いことにチャレンジすること。特に体を動かすことが好きで、トライアスロン、マラソン、トレラン、バイクツーリング、車ツーリング、ゴルフとあらゆることにチャレンジしてきました!旅行とおいしい食事、お酒も大好きです。強面と言われることもありますが、話すとフレンドリーですので是非皆様お誘いください!

 自分の成長を会社の発展に繋げていくために中部経済同友会に入会させていただきました。ご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します。

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写真:花井 雅彦氏
木曜グループ
花井 雅彦(はない まさひこ)
株式会社エディオン
名古屋事務所長

【株式会社エディオン】
〒496-0002 名古屋市中村区名駅南2-1-18
URL:https://www.edion.co.jp/

 エディオングループは、全国1200を超える店舗ネットワークを活かし、お客様の快適な暮らしをサポートしています。

 趣味は登山とランニング

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【4月度産業懇談会のご案内】

 日頃は産業懇談会活動につき多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
 4月度例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。各グループ興味深いお話が伺えるものと存じますので、ぜひともご出席くださいますようお願い申し上げます。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

屬ゆみ子
富田 茂
広井幹康

4月8日(火)
12:00~14:00

山眞産業株式会社花びら舎
代表取締役 平出 眞様のご紹介
『幕末維新の名古屋城郭と二の丸の復元』
川地建築設計室
主宰 川地 正数 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

4月16日(水)
12:00~14:00

『人事トピックスの動向
~定年延長・採用活動の今~』
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
執行役員 船引 英子 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第2グループ

香川裕子
高見祐次
名倉昌孝

4月9日(水)
12:00~14:00

『桜の多様な楽しみ~ソメイヨシノだけが桜じゃない!これから咲く桜たちを楽しもう!』
山眞産業株式会社花びら舎
代表取締役 平出 眞 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

4月3日(木)
12:00~14:00

『30年続くアジアNo1アリーナの幕開け
~IGアリーナについて~』
株式会社愛知国際アリーナ
取締役  勝亦 健 氏

名古屋観光
ホテル
2階 曙西の間

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【5月度産業懇談会のご案内】

 日頃は産業懇談会活動につき多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
 5月度例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。各グループ興味深いお話が伺えるものと存じますので、ぜひともご出席くださいますようお願い申し上げます。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

屬ゆみ子
富田 茂
広井幹康

5月13日(火)
12:00~14:00

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子様のご紹介
『世界のワインマーケットにおける日本ワインの躍進と北海道ワインの可能性』
遠藤利三郎商店
代表 遠藤 利三郎 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

5月21日(水)
12:00~14:00

『日本のエネルギー事情と脱炭素社会に向けて(仮)』
株式会社JERA
執行役員 西日本支社長 谷川 勝哉 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

水曜第2グループ

香川裕子
高見祐次
名倉昌孝

5月14日(水)
11:30~15:00

視察会「ノリタケの森」

ノリタケの森

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

5月19日(月)
12:30~15:30

視察会「IGアリーナ」

IGアリーナ

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.81

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 シェアカレー 伊勢志摩研修の旅往路編 』

写真:志摩

 御食つ国 志摩の海人ならし真熊野の 小舟に乗りて沖へ漕ぐ見ゆ

大伴家持 万葉集第6巻より

 「御食つ国」とは、朝廷に美味しいものを献上する地域のことで、国内に3か所ある。福井県;若狭湾、兵庫県;淡路島、そして三重県の伊勢志摩である。
 いずれも海産物の宝庫だが、考えてみれば神代の時代に天照大神が「なんか、伊勢志摩に美味しいものがいっぱいあるから、あそこに社を建てましょ!」と言って豊受大御神を連れ立って神宮を建てたと言われてるくらいだから、志摩が御食つ国~美味し国ナンバーワンなのは間違いない。

写真:弁当
車内で早めのお弁当

 そこが今回の生活・文化委員会の視察旅行の目的地だ。参加者は全16名。昨年初参加したときの、シンガポールメンバーとほぼ同じで、今回はまた鉄道の旅ということもあり、集合時間からすでに和気あいあいとしていた。団長の藤原さん(名古屋銀行)は知る人ぞ知る“乗り鉄”で、往きの近鉄特急しまかぜ(なかなか予約が取れない)に乗車したとたんCAに早変わり。各座席に車内の案内、座席の設備など詳しく説明して回ってくださり、この旅はかなり楽しいに違いないと確信しつつ、電車はやがて三重県に差し掛かり、山間部を経て、車名よろしくしまかぜ誘う(と言ってもこの日は強風)伊勢の海が見えてくる。

写真:椅子
志摩子ちゃんと団長

 さすがに視察旅行なので物見遊山ではなく、初日に訪問したのは志摩市役所。人口4万5千人の人口の10倍近くが年間の観光客数だという。しかし伊勢に逗留するというより日帰り客がほとんどで、インバウンドの恩恵も言うほどなく、もともと宿泊施設自体が常連客でほぼ運営できてしまっているので、これから先の町の発展と観光、生活をどうつなげてゆくかが課題となっていた。私としてはそれに加えて防災への取組が気になっていて、南海トラフ地震は必ず来るし、人呼びましょう!潤いましょう!と、盛り上がる一方で防災対策も抜かりなくしておかねばならない施策の1丁目1番地だと思っているので、少し質問させていただいたのだが…。ま、順次お整えいただければというのが素直な感想だ。
 市役所を後に向かったのは本日のお宿、伊勢志摩観光ホテル。2016年のサミット会場となったホテルでさっそく優雅なひと時~ではなく、まずはホテルの歴史とホテル内見学。「志摩観」は皇族御用達なのはもちろん、度々ドラマや映画の撮影にも使われ、特に作家の山崎豊子さんは、このホテルの最上階のお部屋に、マイデスクを置いて執筆されていたそうだ。当時のお部屋は改装とともになくなってしまったが、現在はサミットテーブルが置かれている横にそっと飾られている。「陽が傾き、潮が満ち始めると英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」この一説はこのデスクから生まれた。

写真:ザ・クラブ
庭園から見る ザ・クラブ
写真:デスク
山崎先生のデスク
写真:夕日
テラスからグラスの中に夕日をキャッチ

 ※ちなみにサミット関係の写真やお話はたぶん事務局からの報告書に上がってくると思うのでそちらをご参照下さいませ。

 ディナーはメインダイニング、ラメールのトラディション。なんとワインのフリードリンク付き!!しかもシャンパーニュは最近品薄だったテタンジェではありませんか!今回の参加費を考えると、個人でこの料金はちょっと難しく、事務局と団長が苦心してくださったのが目に浮かび、頭が下がる。だからその分目いっぱいいただきましょう!シャンパーニュ(笑)。
 ディナーの幕開けは桑野さん(博報堂)のご挨拶。いきなり「世の中愛だ!」なんて言うので愛を語るのかと思ったらさっさと話しを店じまいしたので、翌日ツッコミ入れようと思いつつ、今回で離任が決まっているANAの江島さんが今月お誕生日ということで一曲歌わせていただいた。
 2次会ではザ・クラスを貸し切りにしてくださり、そこでもこの春チリに異動の内野さん(三菱商事)を囲んで一献。その時、桑野さんから往きのしまかぜ4号車のカフェカーで松坂牛カレーを食べたとの話を聞く。「え?お弁当出たじゃない。お茶しに行ったんじゃないの?」「だからさ、シェアカレーしたんだよ」あ~なるほど、それがあっての、先ほどの「愛」発言か。食料を分け合うことは生物学的にも人間の特性だし。他の動物は人のエサも自分のエサですからね。とはいえ、明日は「愛」発言の真意、愛とは何かじっくり聞こうじゃないの。などとほくそ笑みながら部屋に戻った。

 この委員会は皆さん心豊かで、楽しい時間を過ごすことができ、よいご縁をいただいていることに感謝しきり。明日もきっと楽しい一日になることだろう。

集合写真

 ~続きは来月「帰路編」で

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コラム2 【師、曰く】 No.46

蒲郡観光交流おもてなしコンシェルジュ 妹尾 鷹幸(ペンネーム)
(株式会社構造計画研究所 名古屋支社長 妹尾(せのお) 義之)

ペンネームは、恩師、田坂広志先生の多重人格マネジメント、作家人格の名。心に鳴り響く言葉を今回も一筆。

『 心を調える 』

 3月9日、大手町三井ホールで開催された、田坂広志アカデメイア開学記念講演会。受付開始前、既に長蛇の列で、500名以上の座席があるホールは満席だった。74歳の田坂先生の講演は、社会人MBAで経営層マネージャ層に正対していた頃より、現在の若い学生達に向き合っているからだろうか、以前と変わらぬ処か、むしろ迫力が増した感さえあって感嘆した。

 冒頭、ままならぬ人生の道のりを語られた。東大で博士課程修了後は原子力研究者の道を歩む筈が、当時は不本意にも民間企業へ進むことになり、アメリカの研究所を経て、シンクタンク設立や、多摩大学大学院の教授を経て、世界で講演や執筆に勤しむつもりだった還暦目前、思いも寄らぬ3.11の原発事故で、内閣官房参与として事故対策に追われた。そして、21世紀アカデメイア理事長・学長の依頼を受けた今回も悩まれた。長年にわたる田坂塾の活動、執筆やメディアでの活動、その大半を休止せざるを得ないからだ。引き受けるからには中途半端なことはできない性分、従来の活動を休止してまで引き受けるべきか、それとも、大切にしてきた今までの道を弛まず継続してゆくべきか、なかなか答えが出なかったという。

 師、曰く『重要な決断を迫られた時、二番目に大切なことは何を選択するか。それより一番大切なことは、どのような心境で選択するか、である。』

 2022年12月、田坂先生は結論を出せず富士から外苑前までクルマを走らせる中、「ありがとうございます。導きたまえ。」の祈りを繰り返していたそうだ。今までの数々の思いもかけぬ人生の選択、そして今回、そのすべてに「感謝」し、目に見えぬ大いなるものの導きに全てを託す「全託」の祈りを繰り返していた。そして、外苑前を抜けた時、天の声が聴こえたように感じ、今回の依頼を引き受けることを決断されたそうだ。

 私も数年の田坂講義受講を経て、「ありがとうございます。導きたまえ。」の「感謝と全託」の祈りが、日々の習慣となった。蒲郡の道を歩く朝、様々な人との出会い、数々の事象に、感謝と全託を祈り、蒲郡に帰り着いた今日一日に、感謝する。自然と、心が調う。調った心で事にあたる時、不思議と有難いことに恵まれる。そんな経験が多い。余談だが、私は密かに、このことは量子力学のシュレディンガーの猫、複雑系カオス理論の初期値鋭敏性と、根底が同じなのではないかと思っている。つまり、乱れた心で事にあたれば、結果はネガティブになりがちで、調った心で事にあたれば、結果はポジティブになり易い、ということだ。尤も、このポジ・ネガは、自身のエゴが解釈すれば思うままにはならない。それはそれとして、様々な選択を迫られる人生、常に、心を調えて、事にあたりたい。 修行は続くよ、どこまでも。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

写真:ガマニ塩湖
(三河大島、竹島を臨む通称ガマニ塩湖)

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コラム3 【げんき通信】 No.19

学校法人佑愛学園
愛知医療学院大学
リハビリテーション学部 作業療法学専攻
教授 加賀谷 繁

『 いつまでも心地よい“暮らし”にむけて 』

 誰もが親しい人たちと心地よく健やかに暮らすことを願っています。「健康」について1948年発効した世界保健機関(WHO)憲章において「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にある(日本WHO協会の訳)」と記載されており、その人らしく暮らすことが健康につながるものと考えられています。
 厚生労働省は昨年8月に「2024年版厚生労働白書」を公表し、その中でこころの病につながる「精神病を引き起こすようなストレス」は2004年調査では5.0%でしたが2014年調査では11.0%、今回の調査では15.6%となりこの20年間で約3倍の増加となったことを報告しています。これは「デジタル化、パンデミックによる環境変化、これらに伴う孤独・孤立の深刻化などを経験する」という現代社会の状況が背景となり、「人は取り巻く環境から常に何らかのストレスを受けながら社会適応して暮らしている。これらのストレスはライフステージ全般にわたり存在する」とし、「こころの健康は、人間の健康を支える土台であるとともに、社会とのつながりにも深く関係している」と示唆され、「こころの健康」に関わる現代社会のストレスとの関係について報告されています。
 内閣府の2022(令和4)年度の調査においては、15歳から64歳の年齢層の2%が引きこもりの状態にあることが分かり、引きこもりは若年層だけでなく、壮年期・中年期にも幅広く見られるとの報告もあります。孤独に関して内閣官房が2023(令和5)年に行った調査によると、孤独感が「しばしばある・常にある」・「時々ある」・「たまにある」と回答した割合は39.3%であり全体の約4割を占める状況となっています。また、これらはすべての世代で一定割合の人が孤独感を感じており、孤独・孤立は、人生のあらゆる段階において何人にも生じうるものであるという認識が必要であると述べています。
 今回の白書において「こころの健康」によい影響があると思われる人間関係の調査結果では、「同居の家族」との回答が67.3%を占め、他の人間関係と比べ最も多い結果でした。その他では「別居の家族」59.6%、「過去属していた学校・職場の友人・同僚」48.0%、「学校や職場以外の趣味・社会活動における友人・知人」47.5%の順となっています。これらは、これまでの人間関係における関わりを通して「心地よい」関係として経験し理解している人間関係だと推測されます。

【身近にできる手軽な「こころの健康」方法】
 基本的には気心が合う仲間とおしゃべりや雑談など気ままにすることで、よりその触れ合った人たちと「つながり」や「絆」が深まることが「心地よさ」となりお手軽なストレス解消の一助となると思われます。これらに何か楽しみとなるような内容(美味しい食べ物や景色がよいところ、共通した手工芸、それぞれの動画や写真の鑑賞と語りなど)が付け加わると「歩く」「運ぶ」「手でモノを操作する」などの運動の要素や「伝える」「理解する」などの思考的要素、気心の知れた仲間との楽しい環境や仲間の笑顔そしてその場に自分が居て共有し心から楽しんでいる幸福感などの情緒的要素などが感じられる機会があることは、その人らしい暮らしの質を高めることになり「心身ともに健康」に結びつくことになるのではないでしょうか。

〈引用・参考文献〉
厚生労働省 「2024年版 厚生労働白書ーこころの健康と向き合い健やかに暮らすことのできる社会にー」

イラスト:会話

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