【産業懇談会4グループ合同懇親会模様】
- 日 時:令和6年10月21日(水) 17時30分~20時00分
- 場 所:名古屋観光ホテル 3階 那古の間
- 参加者:81名
- 公演者:イリュージョニスト DAIKI様
今年度の産業懇談会 4グループ合同懇親会は水曜第2グループの企画で、春日井市出身のイリュージョニストDAIKI様をお招きし、「イリュージョンマジックショー」を開催した。
河村世話人代表の開会挨拶、香川世話人代表による公演者の紹介により開会したショーは、観客を巻き込む演出が満載で会場全体が大いに盛り上がった。人が入った箱を刺す演出やトランプやビンゴを使った全員参加の演出など会場を巻き込んだパフォーマンスが満載であり、終盤にDAIKI様が会場後方へワープするシーンは会場一同圧巻であった。
その後の夕食懇親会は、DAIKI様ほか3名のアシスタントを交えて多くの会員が交流できた楽しいひと時となった。
◆イリュージョンマジックショーの様子◆
【12月度産業懇談会のご案内】
日頃は産業懇談会活動につき多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
12月度例会を下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。年末につきましては、例年どおり「忘年会」とし、懇親を深めたいと思います。ご多用の中恐れ入りますが、ぜひともご出席下さいますようお願い申し上げます。
グループ名 | 世話人 | 開催日時 | 会場 他 | 会費 |
---|---|---|---|---|
火曜グループ |
屬ゆみ子 |
12月3日(火) |
東海東京証券オルクドール・サロン ホール |
21,000円 |
水曜第1グループ |
淺井博司 |
12月18日(水) |
加賀屋 名古屋店 |
18,000円 |
水曜第2グループ |
香川裕子 |
12月11日(水) |
三甲ゴルフ倶楽部名古屋シティクラブ |
15,000円 |
木曜グループ |
河村嘉男 |
12月5日(木) |
札幌かに本家 栄中央店 |
12,000円 |
【産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」のご案内】
平素は産業懇談会活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。
毎年恒例の産業懇談会4グループ新年合同懇親会を、下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます。
本年は、宮﨑直樹筆頭代表幹事からご講話をいただきます。また、年の初めに、産業懇談会メンバーの皆様に親睦を深めていただきたく、あわせて新年合同懇親会を開催いたします。
今回は、産業懇談会PRの機会として、産業懇談会会員に加えて、今年度中部経済同友会にご入会いただいた新入会員の皆様にもご案内いたしております。是非とも多数ご出席くださいますようお願い申し上げます。
- 日時
- 令和7年1月23日(木) 17:30~20:00
17:30~18:40 宮﨑筆頭代表幹事のご講話
19:00~20:00 新年合同懇親会(着席ビュッフェ) - 場所
- 名古屋マリオットアソシアホテル Tel:052-584-1111
講演会:16階 アゼリア
懇親会:16階 アイリス - 講話演題
- 『企業におけるウェルビーイングとは』
- 懇親会費
- 15,000円(開催後、実費を請求させていただきます。)
※講演会のみご出席の場合は会費不要です。 - 本状ご案内先
- 代表幹事および産業懇談会会員の皆様
令和6年度中部経済同友会にご入会された新入会員の皆様 - その他
- お申し込みは1月16日(金)までに会員専用ページよりご登録をお願いいたします。お申し込み後1月20日(月)までにお取り消しのお申し出なくご欠席の場合は、会費を申し受けますので悪しからずご了承ください。
- 本件連絡先
- 中部経済同友会事務局 担当:廣瀬・中村
Tel:052-221-8901 E-mail:cace-seminar@cace.jp
【コラム】
コラム1 【さっかの散歩道】 No.77
長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子
『 Les Trois Glorieuses de Beeaune ~栄光の3日間@ボーヌ 』
いきなり、ジャン・レノの登場だ。今回のオークションは普段のセリに加え、国境なき医師団、グローバルゲートのファウンデイングも協賛している。ジャン・レノはグローバルゲートの代表としての参加だ。オークション会場は一段と熱気が溢れ出す。
久しぶりにブルゴーニュワインの聖地に足を運ぶ。栄光の3日間というと1830年のフランス革命を彷彿とされる方もいると思うが、ブルゴーニュではワインの一大イベントで、盆と正月が一度にやってきた賑わいになる。普段は人口2万人(郊外も含めて)の村に3日間で15万人近くの人がやってくるワインの一大イベントだ。
その歴史は1859年ホスピス・ド・ボーヌ(修道院のホスピス)が所有する葡萄畑から作られた50種類以上のワインを樽に詰め、ホスピスの運営資金調達のためにオークションを行ったことが始まりだ。やがて1923年にはオークションに合わせてムルソー村で収穫祭が始まり、1934年に発足した我らがブルゴーニュワイン騎士団の叙任式がこの日に合わせてクロ・ヴージョで開催されるようになった。
今回はこのクロ・ヴージョで私の推薦した方の叙任が決まったので、後見人として出席、その後20時~26時まで続く大パーティに参加することが目的だった。もちろんそのパーティにもジャン・レノは参加。それを知ってか知らずかパーティは普段400人程度なのに対し、今回は800人弱。バンケットルームは満杯で、料理をサーブする人間が通る度、身を避けないといけない(なぜならお盆ごと料理をぶっかけられる)ほどだった。
ジャン・レノはこのパーティの出席をもって晴れてブルゴーニュ騎士団の一員となり(つまり私の方が先輩なのだ)パーティの間中、彼と写真を撮りたい世界中の騎士団が順番待ちをするという異様な光景が続く。日本ならきっと写真はご法度なのだろうが、騎士団に限っては出所の分からない一般人が参加できない紳士淑女の会だし、肩書も名誉も資産も関係なく会員はすべて平等な立場にあるので、これはオールOKとなる。どんな有名人が来たとしても同じ扱いになるのだ。
さて私の旅の話に戻ろう。今回もトラブル続きだったのだが、その話は次回にするとして、旅の最大の目的はこの叙任式とパーティに出席することだったのだが、実はご縁あって、その前日15日の朝にシャンパーニュ最高のメゾン“SALON”にお邪魔することになっていた。
14日夜、パリの空港から霧雨の降る中、ひたすら国道を130kmぶっ飛ばし、宿のあるエペルネに到着したのは21時半を回っていた。宿のおじさんに「心配してたんだよ~」と言われながら、部屋でベッドに倒れこむ。翌日の出発が8時なので、目覚ましをかけるも、翌朝気づくとすでに7時50分。天下のサロンにお邪魔するのに、遅刻するわけにいかず、すっぴん御無礼!とばかりに着替えて歯を磨いて、荷物をまとめてチェックアウトし、車のエンジンを回す。
SALONでは、びっくりするような歓待ぶりで、もちろんオーナーとちょこっとお知り合いだし、メゾンゆかりの偉い人たちのお口添えもあったせいか、入り口にはフランス、ユーロ、そして日本の旗が揺らめいていた。担当の女性は「大切なパートナーがわざわざ日本から来てくれたのだから、当たり前のことです」と笑顔でおもてなし。ん~こんな私でも国を背負って伺ったのだと、身の引き締まる思いだった。テイスティングルームでは、これまた驚きなことが。通常のビジターだと、同じメゾンのドラモットというシャンパーニュのテイスティング(1760年設立のメゾンで、その後1920年にサロンがブランドとして生まれる)に限られるのだが、なんと2013年のサロンを、テイスティング用に惜しげもなく開けてくださった。一緒に伺った友人は驚き、言葉を失い、私はというと「う、運転がぁ~」。しかし「まだお昼前でしょ?近くに私たちのよく使うレストランがあるから、そこでランチしている間にお酒は抜けるわよ!」
おお!地元の人が言うなら問題ない。「何かあったらドラモットの客だって言えばいいわよ」とほほ笑んだ。
夢のようなメゾン見学とテイスティングを終え、ランチを済ませた後、ベルベットのような泡の余韻を楽しみながら一路ボーヌまで320kmのドライブ。現地到着は18時ころになるだろう。
翌日、16日は夕方から叙任式。なのでお昼にサントネイにある友人のドメーヌ、FleurotLaroseに伺うことにする。昼からボーヌではお祭りの一環でマラソン大会があり、交通規制に引っかかると帰れなくなる可能性があるので、早めに切り上げることにして、みなさんで再会を喜ぶ。実はこのドメーヌはブルゴーニュDRCとは深いご縁で、このドメーヌがなかったらロマネコンティは生まれなかったという由緒ある作り手なのだ。オーナーのマダム久美子さんと、来月東京で再会することを確認して、ボーヌに戻り、クロ・ヴージョにはせ参じる。その後夜中2時までの晩餐を終えて、7時間後には現地ガイドの運転で畑周りをする。
さすがに栄光の3日間中だし、日曜日ということもあってなかなか対応してくれる作り手はいないのだが、畑はタダ!!そして私も何より畑を見たかったので「ゆみ子さん畑仕事したいでしょ~」「長靴持ってくればよかった!!」など農婦気質がむくむく顔を出す。途中ロマネコンティの畑もお約束通りに回るのだが、それよりなにより、地元の案内がないと見つけられなかった小さな、でも由緒ある区画まで案内していただき、偉大なブルゴーニュの力を改めて体中で感じることができた。
町に戻るとすでに冒頭のオークション前半戦は始まり、その最後にお約束のジャン・レノ登場。50,000ユーロから始まったセリはどんどん値上がりし350,000ユーロに達する。そこでやめておけばいいのに、欲をかいたオークショニスト(普通はサザビーズのオークショニストなのだが、この時だけ関係者が行った)がいきなり400,000だの500,000だの言いだして、会場はしらけムードに。ま最終的には360,000で落札された。
第3部では私たちもお席に入れていただき、その熱気の端っこで温まらせていただいた。
写真もたくさん撮ったので、次回旅のスピンオフ話でいろいろご披露しようと思います。
追伸、サッカはちゃんとテイスティングのお作法に基づき、飲み込んではおりませんし、ランチ後の運転は、テイスティング5時間後です。ご心配なさらぬよう。
コラム2 【師、曰く】 No.42
妹尾 鷹幸(ペンネーム)
(株式会社構造計画研究所 名古屋支社長 妹尾(せのお) 義之)
ペンネームは、恩師、田坂広志先生の多重人格マネジメント、作家人格の名。心に鳴り響く言葉を今回も一筆。
『 卒業しない試験 』
人と人との関係は、歳を重ね経験によって間違いも減り、悩み煩わされることも大分減ってくるものだ。ここ2,3年は腹立たしいと思うこともほとんど無く、昔は短気だった私だが、若かりし傲慢さも影を潜め、他人は思い通りにならないのが当然だと心底思えるようになって、だいぶ寛容になったと思っていた。しかし、それがある種の敬意を失したものとなると話は別で、久しぶりに腹立たしさを感じることがあった。その内容をここに書くことは控えさせて頂くが、その出来事に直面した折は確かに腹立たしかったが、次第に、何か自分に未熟なところがなかったか、もっと相応しい対応ができたのではと考えるようになった。今の私だからこそ与えられた課題なのかもしれないと感じるようになり、かつての師の言葉が心の底から聞こえてきた。
師、曰く『人生で与えられた不幸な出会いや不幸な出来事に正対せず、その意味を深く解釈せず、自身の成長に結びつけなければ、何が起こるか。「卒業しない試験」は、追いかけてくる。』
田坂先生が米国のシンクタンクに居た頃の逸話を語ろう。カナダの国立公園へ家族でドライブ旅行に出かけた際、ガソリンスタンドの主人の不親切な対応で口論になった。二度と立ち寄るまいと後味悪く去るが、楽しい5日間を過ごした帰り道、エンジントラブルで、途中のガソリンスタンドに急ぎ立ち寄った途端、動かなくなってしまった。そこは、まさにあのスタンドだった。途方に暮れつつも、ある思いが浮んだ。「この店で動かなくなったことには、深い意味がある。なぜ、ここで故障したのか?そうだ、この店の主人に詫びよう。そのために故障したのだ。心がぶつかった人と和解する“しなやかな心”を身につける為に、ここで故障したのだ。」 正対し、解釈し、実践した。心を込め先日のことを詫び、助けを求めると、店の主人は誠実な対応で修理してくれた。不幸な出会い、不幸な出来事に直面したとき問われているのは、「どうやって、この問題を解決するか?」の“問題の解決力”ではなく、「なぜ、こうした問題が起こったのか?」の“人生の解釈力”に他ならないと、師は語る。そして、その問いに正しい解釈をして実践すると、不思議なもので自然に問題が解決してゆくという。正しい解釈なしに逃げたり、その場凌ぎでやり過ごしたりしても、解決していない課題、「卒業しない試験」は追いかけてくるのだ。この言葉は幾度も耳にした。
不幸な出会いや出来事の多くは、一方的に相手が悪いというものではなく、濃淡はあれども自身にも至らない点があることも少なくないであろう。大切なことは、そのことから逃げず、正対し、何を学ばせようとしているのか正しく解釈し、実践することなのだ。今回の出来事も、単に距離を置くことは不快を遠避けるのみであり、成長はない。少なくとも“しなやかな心”を身につけることは、成長となる。改めて今回の出来事に正対して振り返り、正しく解釈して実践してゆこう。そして、その課題から「卒業」しよう。修行は続くよ、どこまでも。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コラム3 【げんき通信】 No.15
学校法人佑愛学園
愛知医療学院大学
リハビリテーション学部作業療法学専攻
教授 石井 文康(医学博士)
『 元気長生き生活、「健康長寿」を目指しましょう! 』
高齢社会を迎えて健康長寿に関心が高まっています。厚生労働省では健康寿命を「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」として、介護を必要とすることのない健康長寿を目指しています。
2019年のデータによると、我が国の平均寿命は女性87.4歳、男性81.4歳となり、健康寿命は女性75.4歳、男性72.7歳となっています。つまり女性の介護が必要となる期間は12年間となり、男性は8年間の介護が必要となります。介護を受けながら生活している高齢者の中には、寝たきりの状態の人も多くおられます。
人生100年時代、元気で介護のいらない「健康長寿生活」を過ごすためには、「寝たきり生活」にならないようにすることも大切となり、「寝たきり生活」になってしまう4つのリスクに対処していくことが必要と考えられます。
【4つのリスク】
- 筋力低下:筋力が低下するのは、筋肉の量が減ることであり、とくに高齢者では、筋肉をあまり使わない生活が少し続いただけで、急激に筋力が落ちてくることもあります。
- 認知症:認知症は「意欲の低下」が起こり、物事に対してやる気が起こらなくなります。そうなると「気持ちよく散歩しよう」といった意欲もなくなるので、家に閉じこもりがちになり、体を動かさなくなり、認知症は寝たきりの原因の第1位です。
- 骨粗鬆症:骨粗鬆症は、年齢とともに骨がもろくなり、骨折する可能性が高くなります。骨折から寝たきりになる人も多く、骨折したことによって活動量が減り、あまり歩かない生活をしていると筋力がガクンと低下します。
- 脳卒中:寝たきりの原因として脳卒中が第2位となっています。脳卒中の危険因子として、脳動脈硬化を悪化させるものは高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙です。これらをしっかりと防ぐことで、脳卒中を回避することができます。
以上が寝たきりになる4つのリスクです。人生100年時代にずっと元気で過ごすためには、寝たきり予防に気遣いをして行きましょう。
(参考文献)
- 厚生労働省.健康寿命の令和元年値について.
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf - 角田亘.リハビリの名医が教える寝たきりにならない最高の方法.エクスナレッジ.東京.2024