10月は別名を神無月という。なんでも年に一度の縁結び会議のため全国の神々が出雲に集合するので、各地では神様が留守になることからこの名がついたそうだ。しかし出雲に出かけないへそ曲がりの「神」もいる。竃神や道祖神などで留守神と呼ばれている。
実は留守神以外にも出かけない「神」さんがいる。驚いたことに「神」という苗字の人が実在する。呼び方もカミ(他にシン・ジン・ミワ・アオ・カナエ等もある)でよい。神々(カミガミ)もいる。他にもどんな神がいるのか思いつくまま調べてみると、雷神さんはいなかったが風神(フウジン)さんはいた。女神や鬼子母神は見つからなかったが天神(テンジン)、明神(ミョウジン)、荒神(コウジン)、田母神(タノカミ)、氏神(ウジガミ)さんもいる。神姓ではないが、神さんの仲間の権現(ゴンゲン)や稲荷(イナリ)さんもいる。
七福神では見当たらないが、大黒(ダイコク)、布袋(ホテイ)、恵比寿・恵比須(エビス)、弁天(ベンテン)の4人は見つかった。福禄寿はいなかったが福禄(フクロク)が、毘沙門もいなかったが毘沙(ビサカ)のニアピンものは見つかった。残念ながら寿老人はグリーンに乗らなかった。
ついでに神姓でユニークなものをピックアップしてみると、神主(カンヌシ)、神事(カミゴト)、神代(カミヨ・ジンダイ・クマシロ他)、神前(カミマエ・カミサキ)、神力(ジンリキ他)・神通(ジンツウ)・神子(カミコ・ミコ)、神守(カミモリ)、神宮(ジングウ他)、神名(カミナ・シンメイ他)、神明(シンメイ)、神影(カミカゲ)、神楽(カグラ他)、神社(ジンジャ・カミヤシロ他)、神殿(カミドノ他)、神童(シンドウ)、神風(カミカゼ・シンプウ)、神馬(シンバ・カミウマ他)など実在する。