テーマ:『新入会員 自己および企業の紹介』
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日 時:2月12日(木) 12時30分〜14時00分
場 所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
参加者:14名 |
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1 自己紹介
私は、昭和22年3月に名古屋市で生まれ、学生運動が激しい頃の昭和44年に中央大学を卒業し、実兄が営む会社に入社した。その後、昭和49年に株式会社テスク設立時には取締役として参画し、昭和59年から代表取締役社長に就任している。
2 企業紹介
株式会社テスクは、資本金が2億2,124万円、売上高が約14億円(平成15年3月期)で、社員数は平成15年4月現在で139人である。事業内容は、流通業(小売業・卸売業)に特化したソフトウェア受託開発、パッケージ・ソフトウェア企画・発売やコンピューター機器販売等を手掛けている。事業所としては名古屋、東京、大阪に置いている。そして、平成14年3月から名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場している。
取引先としては、事業内容からも推察されるとおり、スーパーマーケット、ホームセンター並びにドラッグストアといった流通業界が主である。この流通業界を相手に30年間事業を続けて感じることは、流通業界は、ますます寡占化が進み、中小業者が苦戦している、ということである。例えば、現在、市場が拡大していると考えられているドラッグストアにおいても、企業の合従連衡が進み、企業数は減っているように感じる。
会社の業績であるが、売上は、株式上場を控え、若干無理をした点や米国同時多発テロ以降投資を控える企業が増加したこともあり、最近2年間は目立った成果を上げていない。ただし、資産は「リスク」と考え、売掛金や仕掛品の減少に努め、資産を減少させたことにより、自己資本比率は年々改善している。
3 株式公開
先ほどもご紹介したとおり、当社は平成14年3月から名証2部に株式を上場している。証券会社からは上場するには規模がやや小さいと言われたが、社会的信用と知名度の向上を図ることを目的として株式を上場することとした。その際、監査役は社外の方にお願いしたり、内部監査室を設けたり、さらに総務部や経理部も増員するなど内部管理体制の強化を図った。
また、今期より四半期開示を実施しているが、中間決算や期末決算との時間間隔が短いため、中小企業にとっては業務量が増加し、結構大変である。
4 今後の課題
創業以来、自分の枠の中で会社経営を行ってきた。今後、規模の拡大を考えた場合、社内には「生え抜き主義」を貫いてきたが故の甘えがあると思うので、社内に揺さぶりを掛けたいと考えている。また、これから10年先を考えた場合、どのように経営の舵取りをしなければならないのか。例えば、合併等も考えたことがあるが、どうも決定打に欠けるなど、企業経営に対する悩みは尽きない。今後、この会合にて見識を確かなものとし、企業経営の一助としたい。