15年2月度産業懇談会(水曜第1G)模様 1.日 時:2月19日(水) 12時30分〜14時 15年2月度産業懇談会(木曜G)模様 1.日 時:2月20日(木) 12時30分〜14時 15年3月度産業懇談会(火曜G)模様 1.日 時:3月11日(火) 12時30分〜14時
3.化粧品事業 15年3月度産業懇談会(水曜第2G)模様 1.日 時:3月12日(水) 12時30分〜14時
事業内容は、一言でいえば「総合外国語サービス」。通訳・翻訳、ランゲージセミナーの開催、海外赴任者サポートプログラムという3つがメインである。通訳・翻訳は、基本的にほとんどの言語に対応可能である。ランゲージセミナーは、これから赴任をする人、海外部門、海外からいらっしゃる方々を応対する人たちに対する語学研修で、すべてオーダーメイドのプログラムでやっている。技術者には技術者用の言語があり、駐在する方のための言語もある。海外赴任者サポートプログラムは、海外人事部でやることをアウトソーシングしてもらい、駐在する方、奥様もしくはその家族の方に対してサポートサービスをする。なかでも「海外駐在夫人のための生活セミナー」は大変好評で12年続いている。 3.おもてなし事業部について
以前、カザフスタンの駐日大使および奥様、お嬢様が名古屋にいらっしゃった際、レセプションをしたことがある。中央アジアのカザフスタン人は黒髪で日本人に容貌が似ている方も多いという話を聞いたため、着物のショーの最後に、1番華やかな振袖をお嬢様に着てもらった。会場の皆さんには、あらかじめ大歓声と盛大な拍手をお願いしておいたのだが、いざお嬢様が出てきたら、その演出に大使ご夫妻は大変喜ばれた。そのこともあってか、その後のビジネスは大変スムーズにはこんだ。そういう観点で言うと、ただ単にビジネスで来て、食事をするだけではなく、あなたのために心よりおもてなしを致しますという気持ちが、お客様にどんなに感じ入って頂けるかを実感している。 4.万博の開催に向けて 2005年に博覧会があるが、せっかく来ていただく以上は、この地域にとどまって、いろいろ見ていただきたいと思う。何か目玉として博覧会を盛り上げるものがないかと思い、たとえば豪華客船をチャーターし、宿泊とバンケットを含めたトータルサービスをしてはどうかと考えている。アトラクションやレストランの内容については、中部やこの地域に徹底的にこだわって、日本文化も含めて楽しんでいただければうれしい。これは究極の博覧会に対するおもてなしの気持ちであり、ぜひ実現したいと思う。 [記者の一言] 15年3月度産業懇談会(木曜G)模様 1.日 時:3月6日(木) 12時30分〜14時 1.東レと中京地区との関わり
2.物づくりの変革 インド旅行の際、ムガ・シルクを手に入れた。ムガとはインドのアッサム語で黄金という意味である。全インドで年間80トン生産されており、輸出は800グラム。大量生産ではなかなか近づけない天然の恵みであり、そのすばらしい品質は、物づくりの原点である。 東レは、世界で初めて極細繊維を開発した。直径2ミクロンというその細さは、たった4グラムで地球を1周するほどである。繊維の中には穴を空けることもでき、この穴の壁を通る間に水が浄化されるため、“トレビーノ”という家庭用の浄水機に使われている。これは人口腎臓にも使われ、血をきれいにする役割を担っている。 また、ゴルフの際のカッパに用いられている透湿性素材“エントラント”は、汗の蒸れを防ぐ。ミクロポラスという大変小さな穴の層があり、その穴から汗の水蒸気だけが出て、雨は通さないという仕組みで、これも繊維からの応用である。 3.事業展開の変革 私が入社した1946年当時、東レは輸出最優良企業と言われていた。私自身、東レを選んだのは海外で仕事ができるからで、幸いにも希望どおりモスクワや欧州での駐在を経験することができた。東レはその後、海外展開をするにあたっては非常に苦労をしてきた。1971年、香港の華僑と提携して生産拠点をつくろうと考えた。華僑は難しく、なかなか太刀打ちできなかったが、粘り強い交渉の結果、協力関係を築くことができた。ただ、問題は、東南アジアに出て行くだけではなく、そこからいかにして世界にはばたくかである。我々は、東南アジアでの事業展開の成功により余力ができ、欧州、アメリカで買収を重ねた。現在は、日本、欧州、アメリカそれぞれの三極生産体制をとり、需給バランスを調整している。 4.人づくり 1996年、当時100億円をかけて三島工場の隣接地に「東レ総合研修センター」を建設した。総延べ面積で3.4万平米。常時300人が宿泊できる。東レでは将来を担う原動力となる課長層を強化すべく、優秀な課長を選び、会社経営の能力をつけさせるための特別研修制度を長年に亘り続けている。研修終了後は、関係会社の社長または役員となり、経営に携わる。 最後に、グローバルな人材の確保についてお話したい。これからの世界で対応していくためには、海外で日本の人材を育てるべきである。海外にいくと自分の国を客観的に見ることができ、そこでの経験がより人を大きくする。会社人間でありながら、会社を超えた度量、力量を身につけていくべきだろう。 「日暮れて道遠し」というように、東レもまだこれからである。繊維を基礎として、もっと付加価値の高いものを求め、皆さんと共存しながら日本の繊維を世界の繊維に育てていきたいと思う。 [記者の一言] 当日は、矢野氏秘蔵の品、ムガ・シルクやご友人である画家の吉永邦治氏がムガ・シルクに描いた絵をお持ちくださり、ご披露いただいた。また、質疑応答では、東レの製品や技術開発の方向性、太陽光発電の開発予定についてなど次々と質問が飛び出し、大いに盛り上がった懇談会であった。 4月度産業懇談会開催日程<場所は名古屋観光ホテルです>
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[その5:庄内用水]
笹倉 信行 一、 上飯田から稲生まで [編集部の一言]
〔苗字アラカルト〕 No.10
片桐 清志 『桜・梅・桃』あれこれ 桜のシーズン到来だ。今回は春の花の代表選手、桜と梅と桃と苗字の関係に注目してみた。例によって人気ランキング(桜・梅・桃で始まる苗字の種類)ではチャンピオンは予想に反して「梅」で118種。桜は2位で58種、桃は30種だ。桜には旧字の櫻がありこれを加えるともう少し種類は増えるがそれでもトップは難しい。 編集後記 |