第15号 2003.9.29発行



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平成15年9月度(第16号) 目次
【4グループ合同懇親会】  9月3日(水) 18時00分〜20時30分
『ヴァイオリンの調べを聴く夕べ』
ヴァイオリンドクター:中澤宗幸氏 ヴァイオリニスト:中澤きみ子氏 ピアニスト:田中麻紀氏
【新会員自己紹介】
富井 元氏 株式会社UFJ総合研究所 専務取締役
宮口 友延氏 株式会社永楽開発 取締役社長
山内 拓男氏 中部電力株式会社 取締役副社長
【10、11月度産業懇談会開催日程】
【お知らせ】
【コラム】〔〕No.7
【コラム】〔苗字アラカルト〕No.15


【15年9月度4グループ合同懇親会模様】

 テーマ:『ヴァイオリンの調べを聴く夕べ』

日 時:9月3日(水) 18時00分〜20時30分
場 所:名古屋観光ホテル 2階 曙の間
参加者:61名

【講話】
ヴァイオリンドクター:
中澤宗幸氏
【演奏】
ヴァイオリニスト:
中澤きみ子氏
 
ピアニスト:
田中麻紀氏
ヴァイオリンドクターの中澤宗幸氏、奥様でヴァイオリニストのきみ子氏、ピアニストの田中麻紀氏をお招きし、『ヴァイオリンの調べを聴く夕べ』を9月3日に開催。岡部、岡谷両代表幹事にもご出席いただいた。
今回は水曜第1グループ世話人の岩部建設滑笊博ミ長の企画により実現したもの。
最初に、ヴァイオリンドクターの中澤氏が、『ヴァイオリンあれこれ』と題しご講話。
中澤氏ご講話

「自分の一生の恋人がヴァイオリンである。ヴァイオリンは、松、楓、黒檀の3種類の材料で構成されるが、極めてシンプルな構造である。1500年始めに誕生したが、今日まで改善も改良もされていない。楽器演奏の8割を占めるのがヴァイオリンであり、音楽の主役である。

ヴァイオリンと言えばストラディヴァリウス。絵画に例えればレンブラントかゴッホ、車に例えればロールスロイスと言われるほど、世界最高の名品である。1600〜1700年がストラディヴァリウスの頂点であり、その名品の秘訣は葬り去られており、今日、どんな匠の技をもってしてもこの名品に近づくことは不可能である。ヴァイオリンは人間の声に1番近い楽器であり、誕生から500年の長い年月を経て今日に受け継がれている。私の父はヴァイオリンを弾くのが趣味で、音楽の楽しさを教えてくれた。8人の子供達全員でよく歌い、いつしか音楽の心が私の中に深く芽生えてきた。

音楽、とりわけヴァイオリンが好きで好きでたまらないので、世界の子供達に音楽の楽しみを与えたい。これが私の夢。その実現に向けて、ヴァイオリン博物館を作りたい。音楽教育は6〜8歳児のうちにどれだけ良い音を聴かせるかにある。ヴァイオリン博物館の楽器を貸し出して、小さいころから良い楽器に馴染んでもらうのが夢である。夢の実現に向けて、ぜひ皆様の協力をお願いしたい。」
続いてヴァイオリニストのきみ子氏の演奏によるストラディヴァリウスの奏でる名楽に全員うっとりと聴き入り、素晴らしい音楽の夕べを送ることができた。

【新会員自己紹介】


富井 元(とみい げん)


株式会社UFJ総合研究所 専務取締役

 

【株式会社UFJ総合研究所】
〒460-8621
名古屋市中区錦3-20-27
TEL:052-203-5322

このたび産業懇話会水曜第1グループに参加させていただくことになりました富井と申します。よろしくお願い申し上げます。

私の勤務している(株)UFJ総合研究所は昨年4月に旧(株)三和総合研究所と旧(株)東海総合研究所が合併してスタート致しました。その歴史は東海総研発足から25年三和総研発足より20年の青年期を迎えた会社です。
今日世界は従来よりも速度を速めて変化しており未来を見つめた戦略があらゆる分野に不可欠となっております。豊かな経験と人材を有するシンクタンクの役割に対する期待は高まりつつあると感じております。東京、名古屋、大阪に3本社を構え約700名の研究員を擁するわが国銀行系トップのシンクタンクとして地元中部の発展に貢献したいと願っております。

さて私は東海銀行、UFJ銀行に33年勤務し去る6月にUFJ総研に転籍いたしました。
銀行時代は香港、中国広州、台北、シンガポールと計15年のアジア勤務でした。中部におきましては刈谷支店長、中部営業推進部支店統括部長などを勤めさせていただきました。
銀行時代の経験も生かしながら新しいチャレンジングな仕事に取り組みたいと考えております。

家族構成は家内と3人の息子の5人家族です。趣味は学生時代が山登りでしたが現在では宗旨変えをして水泳、ダイビングなど南洋勤務の経験を生かし海が好きになりました。
そのほかゴルフ、テニスなども長―いことやっておりますがなぜか進歩せず今日に到っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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宮口 友延(みやぐち とものぶ)


株式会社永楽開発 取締役社長

【株式会社永楽開発】
名古屋市東区芳野1丁目13番19号
TEL(052)931-6761
FAX(052)931-6740
HP:http://www.eirakukauhatu.co.jp/

産業懇談会火曜グループに参加させて頂くことになりました、株式会社永楽開発の宮口友延です。
弊社は、中部電力の100%出資の子会社です。親会社の不動産の管理運営、建物の管理維持補修、建設、そして厚生施設の管理運営をその生業としております。
最近では、中部電力の土地を利用した住宅事業に、とくに注力しています。
産業懇談会の皆様のご支援をお願いいたします。
さて、私ですが、中部電力に入社以来、水力発電所の建設にもっぱら従事してきました。
建設に係わったダムは、8ヶ所となり、自分では、ダムエンジニヤと思っています。
この度、不動産事業という、未知の分野の会社を率いることとなりましたが、この事業を通して、地域社会に役立つ様、目下勉強中です。
趣味といえば、ゴルフと碁です。ごく最近ゴルフでは、友に恵まれ65歳にして、生涯最高のスコアを記録することが出来ました。驚いています。碁は、10年ぐらい前に棋道の昇段試験に合格して、日本棋院から6段を頂きましたが、今の実力は5段があるかないかです。
いずれも、会友の皆さんには、お手柔らかに遊んで頂きます様、お願いいたします。


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山内 拓男(やまうち たくお)


中部電力株式会社 取締役副社長

【中部電力株式会社】
〒461-8680
名古屋市東区東新町1番地
TEL:(052)951-8211
FAX:(052)973-3183

 このたび産業懇談会水曜第2グループに参加させていただくことになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 弊社は1951年(昭和26年)5月に戦後の電力再編成によって創立され、爾来、愛知、岐阜、三重、静岡(富士川以西)そして長野の各地域に電気を供給しております。皆様には日頃弊社の電気をお使いいただき、この機会を借りまして改めて厚くお礼申し上げます。
 弊社について若干の数値を申し上げますと、資本金3,745億円、契約数1,020万口、平成14年度売上高2兆850億円、発電設備3,270万kW、従業員数18,000人となっております。お客さまにいつも安心してお使いいただけるよう、安価で良質の電気をお届けすることが、私どもの最大の務めであると常に肝に銘じています。
 私自身について申し上げれば、昭和40年4月に入社し、いわゆる事務系社員として用地、営業、企画といった分野に主として関わり、名古屋がもっとも長い勤務地となりました。そのほか長野県、岐阜県それにロンドン事務所での勤務も経験しています。
 趣味は一応ゴルフと音楽鑑賞と称していますが、まあサラリーマンの典型そのものです。ゴルフは月2〜3回のペースでやっています。いつの日かシングルをと夢は描いていますが、なかなか理論と実践とが一致せず、どうやら見果てぬ夢になりそうです。音楽はクラシックで、もっぱらバッハ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスといったドイツものが好きです。かつて学生時代にピアノ演奏に凝ったこともあって、これら作曲家の鍵盤曲にはとりわけ関心があります。

 以上が弊社と私の紹介です。どうぞよろしくお願いいたします。


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【10、11月度産業懇談会開催日程】

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ 各務芳樹
深田正雄
10月21日(火)
12:00〜14:00
山清工業(株)取締役社長 山田章雄氏「TPM活動と企業体質強化 −商店経営による利益の先取り−」 名古屋観光ホテル18階
伊吹の間
水曜第1グループ 岩部一好
落合 肇
10月15日(水)
10:00〜15:30
岩部建設(株)取締役社長 岩部一好氏のご紹介
日間賀観光ホテル 取締役社長 中山勝比古氏「元気印日間賀島観光について」
※スケジュールなど詳細につきましては、事務局へお問合せ下さい。
日間賀観光ホテル
水曜第2グループ 片桐清志
谷田利景
10月22日(水)
12:00〜14:00
(株)花井製作所 取締役社長 花井文雄氏「『仕事ができる』とはどういうことか。−問題解決能力と問題発見能力−」 名古屋観光ホテル18階
伊吹の間
木曜グループ 河村嘉男
山本美知子
10月9日(木)
12:00〜14:00
(株)東海通信資材サービス 取締役社長 坪内宏明氏「ERPパッケージによる業務処理システムの切替体験談」 名古屋観光ホテル18階
伊吹の間
---4グループ合同視察会---
日時: 11月12日(水) 10:30〜15:00(予定)
場所: (株)デンソー
〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1−1 Tel.0566−25−5511
(株)デンソー技研センター
〒446-8507 愛知県安城市高棚町新道1 Tel.0566−73−2612
当日スケジュール: 10:30      (株)デンソー本社集合
10:30〜11:30 デンソーギャラリー見学
11:30〜12:30 昼食・休憩
12:30      (株)デンソー技研センターへ移動
13:00〜13:30 講話「人材育成と技能伝承の取り組み」(仮題)
          (株)デンソー技研センター代表取締役社長 生駒 昇氏
13:30〜15:00 技研センター見学(質疑応答含む)
15:00      解散
ご参加の方には、後日別途詳細案内をお送りいたします。
事務局連絡先 担当:舘、亀井 TEL:052−221−8901

【お知らせ】

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【コラム】
〔苗字アラカルト〕 No 16

H15.9.29
  片桐清志

月と姓

月見のシーズンだ。天体シリーズの第3弾は月を取り上げた。
もちろん「月」さんもいてそのままツキとお読みするほか、カゲ・カッコウとも読む。しかし「日」姓が多様なのに比べると「月」姓も「星」同様に寂しい。姓の世界でもやはり太陽の恵みに比べると裏方的存在だ。
月の活動に関するものでは「月光(ゲッコウ・ガッコウ・ツキミツ)」「月出(ツキデ・ヒグレ・ヒダチ)」「新月」「三日月」「満月」「月形(ツキカタ)」「月輪(ゲツリン・ツキノワ)」「月星(ツキホシ)」「月道(ツキミチ)」程度だ。
ひと月の意味で使われた姓では「月並(ツキナミ)」「月時(トキ)」「月次(ツキナミ)」「月間(ツキマ・ゲッカンは無い)」「月頭(ツキカシラ)」などがある。

生活関連では「月下(ツキシタ・ゲッカは無い)」「月亭」「月守」「月待」「月見」「月雪」「月館」程度だ。
しかし難読部門では「日」に負けていない。上述の「月出」も一ひねり要るが、「月見山」のヤマナシ、「月見里」のヤマナシ・スダチもやはり手ごわい。「十五月」のモチヅキはともかく、「四月一日」のワタヌキ・ツボミ等や「四月朔月」のツボネ・ツボミ・ワタヌキ、「五月七日」のツユリ、「六月一日」のウリハリ・ウリワリ・サイグサ・クサカ等、さらには「八月一日」のホズミ・ホズノミヤ・ワタヌキ等や、「八月十五日」のアキナカ・ナカアキ・ナカツキ、「十二月一日」のシワスダさん、「十二月晦日」のヒズメさんなどもクイズものだ。
今回で天体シリーズは終わるが、最後に「宇宙」さんは居るのだろうか?調べてみると驚いたことに居る。呼び方もちゃんとウチュウとお呼びする。まことに日本人の発想の豊かさと大胆さには目を見張る。

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【15年9月号編集後記】

15年9月号編集後記

今月号でも3名の新入会員を紹介できた。富井さんはシンクタンク、宮口さんは不動産事業、山内さんは電力事業と多岐にわたる。異業種交流の場の産業懇談会として嬉しい入会だ。趣味の面でもダイビング・ゴルフ・囲碁・ピアノ演奏と多彩だ。是非とも趣味に関してのエピソードを本誌で稿を改めてご披露願いたい。
今月の例会は恒例となった4グループ合同の交流懇談会だ。当日は岡部,岡谷両代表幹事にも特別参加いただいた。今回の企画は岩部世話人のお骨折りで芸術の秋らしく「ヴァイオリンの調べを聴く夕べ」を開催した。ヴァイオリンドクターの中澤宗幸さんのトークも楽しかったし、夫人のヴァイオリニスト中澤きみ子さんの演奏も魅力的だった。小生もヴァイオリンドクターとしての歩みをまとめた自著「魂柱の歌」にサインを頂いた。氏をヴァイオリンドクターへと導いた原体験――父との水車作りの思い出――に始まり、イギリスでのさまざまな人との出会いが淡々とした文体で綴られているがヴァイオリンに対する熱き思いと志の高さが伝わってくる。人と人の出会いの大切さを再認識させられた。
夫人と友人のピアニスト田中麻紀さんの演奏もすばらしかった。本誌でたった2行で紹介するには忍びないが文字の限界とお許し願いたい。将来はメルマガの特性を生かし、演奏を聴ける機能も追加したいが今回は準備不足で間に合わなかった。今後の宿題としたい。                               

(片桐)