第12号 2003.5.28発行

【巻頭寄稿】

物をもてあそべば志を喪う

                 岩部建設(株) 社長
                 岩 部 一 好
                     (水曜第一グループ世話人)

文豪トルストイが「一切の不幸せは、不足から生ずるのではない。有り余るところから生ずるのだ」と警告したとおり、我々の心は物質的に恵まれるにつれて退廃してきました。豊かであることは悪いことではありませんが、度を超し過ぎれば弊害が生じます。欲望を満たすことに手段を選ばなくなれば社会から公序良俗が失われていくと危惧しております。

それにもまして国内の心の荒みは慙愧に耐えません。自殺者三万三千人以上、交通戦争での死者は一万人。肩がぶつかれば命を奪うことは珍しくない。行政は封建時代のごとく権力を振りかざし、己のみ生きることを考え条例を創り,町から本社を他市に移住しなければならないほどの愚政で、納税する義務者に水を差しています。祖先が永い歴史の中で血のにじむような努力を重ねて作り上げてきた美風を、このわずかの間に悪しき風潮にしてしまったことを、この時代に生きる一員として恥ずかしく思い、次世代に対して責任を感じます。皆が危険視しているイラク戦争より国内の社会倫理の方が重大ではないでしょうか。

「人をもてあそべば徳を喪い、物をもてあそべば志を喪う」とあります。目上の人、あるいは自分に利益をもたらす人だけに謹厳実直にし、目下の人、あるいは利益にならない人に対していい加減であれば、いつしか自分が笑われる。また物を浪費して粗雑に扱えば自分の節操がなくなってしまいます。思い当たることがいくつもある。例えば、戦後我々はアメリカ流の使い捨て文化を取り入れた。補修し再生して使うよりも、使い捨てにした方が手間が省け、経済効率がよく、ひいては経済を活性化させると言われ、そうしてきた。その結果、我々は物を浪費するようになり、経済効率などの数字だけを問題にするようになった。ところが、気づかないうちに、我々は物から逆襲され最も大切なはずの人間性をスポイルされてしまったのだ。人間や物の使い捨て文化によって大切なものを失いつつあると、いたく反省させられるこのごろです。
     (iwabe information 平成15年4月25日号から引用)

 岩部建設のホームページ:http://www.iwabe.co.jp/



15年5月度産業懇談会(火曜G)模様

1.日 時:5月13日(火) 12時30分〜14時
2.場 所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
3.テーマ:「部品メーカーと中国のコスト力」
4.スピーカー:高橋俊行氏(東海ゴム工業株式会社 専務取締役)
               http://www.tokai.co.jp/
5.参加者:22名

◇スピーチ内容
1.当社の概要
・ 2001年度売上実績 1668億円。売上構成 自動車関係74%、IT関係14%、産業資材他12%。

・ 樹脂、ゴム等の素材活用による自動車用の防振ゴム・ホースが主力製品。

2.自動車業界のグローバル再編
・ 国内自動車生産台数の推移
1982年 1709万台、ピークは1990年代初期 1359万台。以降、2001年 980万台と1000万台ラインを下回る状況。(ピーク時より350万〜360万台の減少)
・ グローバル再編
トヨタ、ホンダ、GM、フォード、フォルクス・ワーゲン、ダイムラー・クライスラー、ルノーという世界のカーメーカー7社が、国境を超えてグループ化するようになり、部品メーカーもこれに対応した行動を迫られるようになった。

3.自動車部品メーカーの環境変化
・ 自動車業界のグローバル再編化により、部品メーカーに求められることは、「国際価格での納入」であり、真の「ローコスト プロデューサー」になることが求められる。そのためには、(1)モジュール設計(2)提案能力(3)新工法の開発 を行い、圧倒的な製品競争力を獲得しなければならない。
・ 従来、自動車部品は成熟商品であり、毎年定期的に1%〜2%コストダウンを要求されたが、最近では20%のコストダウンを求められるなど、生き残りをかけた競争を強いられている。

◎グローバル供給体制
・ 国際価格での供給体制(グローバルサプライ体制)を維持するために、当社では、アメリカ、アジア(中国・タイ)、ポーランド、日本の4極体制を採用している。
・ 今後、さらに拠点を広めたいが、資金的・人的に限界があり、世界の有力企業との提携による生産補完体制をとっている。

4.中国のコスト力の活用
・ 中国のコスト
日本に比べ、加工費が圧倒的に安く、将来的に原材料の品質が向上し、安い調達が可能となれば一段のコスト低減が可能となり、今後は、さらに加速されよう。
・ 中国での自動車需要
2002年 260万台。2005年 330万台。2010年 560万台と年々急ピッチで増加する予想となっている。世界の有力メーカーによる中国での供給体制拡充が進み、重要マーケットとなる。当社も将来の有望市場として、生産活動を充実させたい。



15年5月度産業懇談会(水曜第1G)模様

1.日 時:5月21日(水) 12時30分〜14時
2.場 所:名古屋観光ホテル 18階 御嶽の間
3.テーマ:「クリーンルームと空調の省エネ」
4.スピーカー:内山鉄也氏(株式会社テクノ菱和名古屋支店 取締役支店長)
              http://www.techno-ryowa.co.jp
5.参加者:16名

◇スピーチ内容

1.会社概要
(1) 昭和24年設立。資本金27億4,680万円。売上59,164百万円(平成13年度)。従業員783人(2002年6月)。

(2) 事業内容
一般ビル設備、産業設備、設備改善、関連システムの設計、施工、メンテナンスおよび冷熱機器販売。

2.設備工事業に対するニーズ
・高付加価値・環境保全・低コスト対策が求められている。とりわけ地球温暖化、電力市場の自由化等の変革期にあり、CO2排出量の少ないシステム、経済的で投資リスクが少ない、「未利用エネルギー(太陽熱、風力等)」「新エネルギーシステム」への注目度が高い。
(例)各種の先端技術の活用による分散型電力供給システム → コジェネシステム、  電力貯蔵システム。
3.当社の取り組み状況
(1) 技術指向
売上比率は、産業設備工事41%、設備改善工事28%、一般ビル工事27%、冷熱機器4%であり、産業設備分野のニーズが高い。

(2) 対応技術
クリーン化技術、気流制御技術、省エネ技術等、産業分野全般に関わる共通技術を開発し幅広く対応している。バイオ関連クリーン化技術、静電気対策技術、環境付加低減等のニーズに対し確実に応えられる個別技術も保有している。

4.クリーンルームに関する技術
 クリーンルームにおける制御対象項目は、清浄度、湿度、気流、圧力、温度の管理が特に重要である。当社独自に水膜式空調システム、エリアクリーンシステム、HEPAリークテスターシステム等の技術開発を行い、対応している。

5.空調の省エネ
 高付加価値、環境コスト、低コスト化のためには空調の省エネ対策が地球規模で必要となる。温湿度条件の変更、時間外の温湿度条件の緩和、冷熱源の高温度運転システム等多様な空調の省エネ方法があり、各社のニーズに対応している。



15年5月度産業懇談会(水曜第2G)模様

1.日 時:5月14日(水) 12時30分〜14時
2.場 所:名古屋観光ホテル 18階 御嶽の間
3.テーマ:「ITで拡がる世界〜ITの基礎と活用〜」
4.スピーカー:関口明良氏(日本コムシス株式会社 執行役員東海支店長)
               http://www.comsys.co.jp
5.参加者:18名

◇スピーチ内容
1.ITとは
・ ネットワークを利用した情報サービス技術であり、コンピュータと通信技術あるいはその活用の総称。また、情報処理・情報伝達に関するハード、ソフトの総合技術のことをいう。

・情報処理系(経営、業務データ)、通信系(会話、FAX)、マスコミ系(ニュースやドラマ)、出版系(書籍、音楽、映像)などの情報がディジタル化されインターネットなどで統合的に扱えるようになってきた。

・ ITという言葉は以前から専門家では使われてきたが、ここ3〜4年で一般的に認知が進む。

2 .ITを支える基礎技術
・ ディジタル
様々な情報をディジタル化することにより統合的に扱うことができる。また、アナログに比べて、複製・加工がしやすいのが特徴。これまで動画のディジタル化が大変だったがPCやネットワークなどの能力が向上し実用レベルになってきた。
・ ネットワーク技術
インターネットの利用者は、平成14年末で約7,000万人となり人口普及率は50%を超えた。従来のダイヤルアップ接続からブロードバンドの常時接続に移行中。ADSLが700万回線に急増、ケーブルインターネットが200万回線。光ファイバーについては30万回線という現状だが、ブロードバンドアクセスの本命として今後の伸びが期待される。

3.こんなことができるIT
・ IT活用のトレンド
コミュニケーションメディアとしての低コスト性や幅広く豊富なコンテンツによりインターネットを情報インフラとして活用するトレンドにある。また、主流となったIP技術によりネットワークを統合する動きやこれまで断片的に構築されてきた情報システム、データなどを最新のITで再編成する動きがある。

・ 各分野での活用
EC(電子商取引)、顧客関係管理、ビジネスプロセス改革、アウトソーシングなど幅広い分野で活用。

・ ITで変わる世界
情報発信の低コスト化・簡易化がもたらすパーソナル利用の拡大。情報利用のユビキタス化による、何時でも、何処でも、誰でも、何でも、という世界の拡がり。情報流通のダイレクト化、グローバル化による中抜きや選択肢の増大。データから知識や知恵を活用する、より高度な情報処理への発展。このように、ITにより世界が大きく変わっていく。


15年5月度産業懇談会(木曜G)模様

1.日 時:5月8日(木) 12時30分〜14時
2.場 所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
3.テーマ:「ブロードバンドインターネットの活用」
4.スピーカー:丹羽大三氏(株式会社NTTネオメイト名古屋 代表取締役社長)
   http://www.nagoya.ntt-neo.com
5.参加者:17名

◇ スピーチ内容

1.ブロードバンドの動向
・ブロードバンドとは、広い(ブロード)周波数帯域(バンド)を使うことで、高速な通信速度で大容量の情報を送受信でき、かつ定額料金で常時接続することが可能な通信サービスのことである。

・現在、メタリック(銅)ケーブルを利用したADSL、光ファイバー、FOMAなどの無線、CATVといった種類があり、技術的には光ファイバーがトップ。

・ ブロードバンドの利用者は平成15年3月末時点で940万件で、まもなく1,000万件を超える勢いである。

2.ブロードバンドインターネットの紹介

・ブロードバンドにより、ネットワーク上での音楽配信、インターネット放送やビデオ・オン・デマンドの実現、対戦型ゲームなどの普及、情報家電の本格化と外出先からの家庭へのアクセス、IP電話からテレビ電話まで新しいサービスが可能になる。
・ 一方、ブロードバンドの進展により、様々な問題も生じてくる。プライバシーの侵害、不正アクセスによるパスワード盗難、システム妨害、情報改ざん、情報漏洩などによって、情報システムの停止、社会的信用の失墜、損害賠償、金銭的損失といった企業活動の根底を揺るがす事態にもなりうる。安心・快適にブロードバンドを活用するためには、ウイルス対策ツールや暗号ソフトなどの製品を利用し、セキュリティ面を強化することが望ましい。

3.NTTネオメイト名古屋のサービスメニュー
・ 弊社は『ブロードバンドITエンジニアリング企業』として、情報流通インフラの設計・構築・保守をはじめ、幅広いお客様に応じた様々なサービスメニューをご用意している。最近では24時間、インターネットやiモードで病院の診療予約ができるWeb診療予約サービス、4ユーザからお申し込みできるマンション向けブロードバンドインターネット接続サービス、セキュリティサービス、一人暮らしのお年寄りでも安心な緊急通報受付サービスなど、またパソコンをご購入いただいた際のセットアップから運用サポート、古いパソコンを廃棄する際のハードディスクの内容消去なども行っている。お役に立てることがあれば、ぜひお声をおかけいただきたい。


新会員自己紹介

『理念経営』

(株)リーダーズドメイン:代表取締役会長 窪田経営塾:塾主
窪田 貞三

URL:http://www.leaders-domain.com/
    (会社概要につきましては、HPをご覧ください。)

 みなさまはじめまして。このたび中部経済同友会に入会させていただきました(株)リーダーズドメインの窪田貞三です。今後ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
 入会のきっかけは監査法人トーマツ相談役の高岡先生からのご紹介でした。高岡先生とは14年ほどのお付き合いをさせていただいており、私の“理念経営”という考え方を長い間応援してくださっています。私は、11年前に(株リーダーズドメインを設立し、この理念経営の基、個別の企業ご指導『プログレス』(新時代のコンサルティング)と経営者育成のための『窪田経営塾』(2003年6月で10周年)を主宰させていただいてきました。10年ほど前に高岡先生から「君の理念経営の考え方は10年後ぐらいに最も必要になる。根本から経営を考えなければ企業が生き残っていけない時代が来る!」と言っていただいた事がありましたが、まさしくその通りで、今の時代にこの理念経営は欠かす事のできないものとなって来たと実感し、大きな期待と責任を感じています。少しでも多くの方に、この“理念経営”の考え方を聴いていただきたいと思い、過去10年間ほど、年間130回以上の講演活動をさせていただいていますが、まだまだ力不足で、多くの方に伝えきれないのが現状です。今後より一層この理念経営の考え方を多くの方に聴いていただき、ご意見をいただきたいと思っています。kリーダーズドメインを設立し、この理念経営の基、個別の企業ご指導『プログレス』(新時代のコンサルティング)と経営者育成のための『窪田経営塾』(2003年6月で10周年)を主宰させていただいてきました。10年ほど前に高岡先生から「君の理念経営の考え方は10年後ぐらいに最も必要になる。根本から経営を考えなければ企業が生き残っていけない時代が来る!」と言っていただいた事がありましたが、まさしくその通りで、今の時代にこの理念経営は欠かす事のできないものとなって来たと実感し、大きな期待と責任を感じています。少しでも多くの方に、この“理念経営”の考え方を聴いていただきたいと思い、過去10年間ほど、年間130回以上の講演活動をさせていただいていますが、まだまだ力不足で、多くの方に伝えきれないのが現状です。今後より一層この理念経営の考え方を多くの方に聴いていただき、ご意見をいただきたいと思っています。
 この理念経営は現状、プログレス事業における、『理念創造・浸透プログレス』『夢実現長期経営計画プログレス』や、窪田経営塾・社内経営者養成塾や当社主催講演会・外部講演会などを通じて皆様にお伝えし、実際の経営に生かしていただいています。最近では、その成果が比較的短時間で現れるクライアントも増えてきています。
ところで、私の考える“理念経営”とはどういう考え方なのか?皆様に少しお伝えさせていただきたいと思います。

理念経営とは―――

1. 本質的経営『理念型経営論』
2. 夢実現経営『ビジョン型経営論』
3. 実践的経営『全社員経営論』

 以上3つの考え方でできており、簡単にご説明すると、現状日本中に広まっている悪いサラリーマン意識を排除し、理念・ビジョンに基づいたリーダーシップの基、社員一人一人が自立し、自らの責任として仕事をし、業績をアップさせる経営論です。
 手法としては、経営者・後継者の理念創造・実践や全社員カウンセリング・コーチング・全社員による理念経営実践プログレスや夢実現経営計画創りなどを行っています。
 以上、簡単ではありますが、私の考え方をお伝えさせていただきましたが、今後皆様とお会いさせていただき、またお話させていただく機会に、ぜひ私の考えを聴いていただければ幸いです。


坪 内 宏 明

株式会社東海通信資材サービス
代表取締役社長

TEL:052-263-5272
E-mail:tsubouchi@totsusi.com
URL:http://www.totsusi.com

 はじめまして。東海通信資材サービスの坪内と申します。

水曜第2グループ世話人の片桐様のご紹介により5月から入会し、木曜グループに参加させて頂くことになりました。

会社概要
 弊社は日本電信電話?様が計画発注する電気通信設備構築に際し、それを施行する通信建設工事会社様が必要とする各種通信資材を調達・販売することをメインに行う物流会社です。街中で見かけるコンクリートポールや架線、金物類、屋内外線が取り扱い資材です。全国に同じ様な会社が10社あり、共通業務(ex.仕入価格交渉)は東京を中心に連合組織で行うなどの活動を行っています。当社はこの中で東海エリアを商圏とする物流拠点として、上記資材の流通業務を行っています。

 資材の販売に関連して、トラック運送業、産業廃棄物処理業(コンクリートポール破砕処理)も行っています。我々は、必要な資材を、必要な時に、必要な量だけ、速やかに供給することを使命として活動しています。一番頭を使うのは、需要予測であり、適正在庫管理です。会員会社の皆様の中には当社より先輩で物流を扱っておられる優秀な会社もあると聞きました。機会があれば貴重なノウハウを吸収させて頂くことを楽しみにしています。

私事
 生まれは名古屋です。大学までは地元にいたのですが、日本電信電話公社に就職し、途中一度だけ名古屋勤務を経験したことを除いて、約30年間東京、長野、沼津などで勤務し、今から6年前に地元に戻り、3年前に現在の会社に再就職しました。大学時代に光通信の研究に携わっていたのが今や実用化され、資材を通して再びその関係業務に携われるというのは感慨深いものがあります。電電公社時代には、筑波の科学万博でイベントの仕事をしたり、経済企画庁に出向して経済計画(公共投資)策定に関わったり、またNTTグループ会社に出向してレンタル・リースの営業をしたりと、私の現在にとって非常に貴重な体験をさせてもらいました。 趣味は「郷に入っては郷に従え」に習い、上手の域に達することはできませんでしたが長野でスキーを、沼津で毎夏(4回)の富士山登山と隔週毎の南伊豆磯釣りを楽しみました。地元に戻り、ゆとりができたら、逆に無趣味になって現在に至っています。

 家族は妻と一女(社会人)、一男(大学生)の4人です。これまで転勤が多く社宅住まいだったのですが、NTT退職とともに社宅を出て、2年前に金山の近くに新居を構え、着実に名古屋人に戻りつつあるというところです。

 会員の皆様には、お付き合いの程よろしくお願い致します。


中 尾 俊 彦 昭和28年1月22日生

高千穂産業株式会社
名古屋市北区浪打町1-44
電話052-915-1111 FAX052-915-1114

Email:nakao@takachiho-sc.co.jp
URL:http://www.takachiho-sc.co.jp/

会員皆様、はじめまして。高千穂産業の中尾俊彦と申します。

この5月より、産業懇談会水曜第2グループの世話人であるシーキューブ片桐社長様のご紹介で中部経済同友会に入会、ならびに産業懇談会水曜第2グループへ参加させていただくことになりました。 

弊社は、昭和34年に先代である私の父が設立し、木柱用補助足場の生産からスタートに、以来、電気通信機器の製造販売を行っております。

 現在は、電気通信建設業界でお使い頂く試験器や測定器等のシステム構成を必要とする製品群の開発を念頭に、お客様の情報ニーズに見合った製品を幅広くご提案、ご提供しております。有害ガス検知器「TPD-700」のユニット方式や埋設ケーブル位置測定器「MPL-H7L」の電磁誘導技術は弊社の開発発想、技術力の生み出した代表製品となっています。詳しくは弊社のホームページ(http://www.takachiho-sc.co.jp/)にてご覧頂ければと思います。

「高千穂」といいますと九州の発祥と勘違いされがちですが、設立以来、名古屋が本社でございます。東京、名古屋、大阪に支店がございます。

 私事ですが、昭和28年生まれで今年50才となりました。家族は、母、妻、娘2人、犬3匹であります。母、妻、娘…そうです我が家は女性ばかり、おまけに、飼い犬3匹までが女の仔と、筋金入りです。

 高校、大学とラグビーに熱中し、今でも体力では、我が社の若い社員にも負けません。

私自身は、小柄でありますが大学時代は、バックスとして敵チームの大柄な選手をタックルで打ち負かしてきました。この小さな者が大きな者を負かすという醍醐味は、なんとも言えないものであります。

 現在は、さすがにラグビーは引退しましたが、趣味であるゴルフ、野球、ソフトボールと毎週末は、大忙しで、体を動かすことは事欠きません。ゴルフと野球は、社内にゴルフ部、野球部があり、ゴルフは年に数回コンペを開いたり、野球は月に1度、練習日を設け、社員ともども楽しんでおります。

大変拙い文章でお恥ずかしい限りですが、弊社の紹介と私の自己紹介とさせていただきます。今回、中部経済同友会の末席に加えていただき誠にありがとうございます。会員の皆様、なにかとお世話をおかけすると思いますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。


月度産業懇談会開催日程<場所は名古屋観光ホテルです>
グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ 各務芳樹
深田正雄
6月17日(火)
12:00-14:00
揖斐川工業(株) 取締役社長 井上豊秋氏
「わが社の農業ビジネス」
3階
楠の間
水曜第1グループ 岩部一好
落合 肇
6月25日(水)
12:00-14:00
マスプロ電工(株) 取締役社長 端山 孝氏
「マスプロ美術館見学と講話」
※ご参加の方には、別途詳細案内をお送りします。
愛知県
日進市
水曜第2グループ 片桐清志
谷田利景
6月4日(水)
12:00-14:00
科学技術振興事業団 技術参事
ロボカップ国際委員会 チーフビジネスオフィサー 石黒 周氏
「先端研究からの新事業インキュベーション−ロボカップとロボットテクノロジービジネス−」
18階
伊吹の間
木曜グループ 河村嘉男
山本美知子
6月19日(木)
12:00-14:00
(財)岐阜総合研究所 理事長 大澤 寛氏
「国づくりの文化自然誌」
2階
曙(西)の間

【お知らせ】
産業懇談会メールマガジン配信について

メールマガジンの配信は無料ですのでが、配信をご希望でない方はお手数でも下記ボタンを押して、メールをご返信いただければ幸いです。ご意見などございましたら、そのメールにお書き下さい。


   メールマガジンの配信を ○希望しない


メールマガジン名称決定のお知らせ

当メールマガジンは、当初水曜第2グループで試験的に始まりましたので、仮称として「SUISUI」(すいすい)でスタートしました。
この度、河村嘉男さまから素敵な名称のご提案を受け、編集部で検討を致しまして下記のように決定致しました。

次回が、創刊一周年に当たりますので、次回号から新しい名前で紙面も刷新してお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!

「産懇宅配便」


【コラム】


〔苗字アラカルト〕 No.12

片桐 清志

『色』いろいろ

 青葉の爽やかな季節となった。今回は青葉にヒントを得て色をテーマにしてみた。

赤、青(緑)、黄、なら交通信号を連想することだろう。 苗字と色の関係はどうなのだろう。それぞれの色が上に付く苗字の種類は手許の資料では赤が約二百種で一番多い。やはり縁起がいいからだろう。続いて青がその半分強、さらに黄とつづき緑は約十種しか見当たらない。

その中から珍しい苗字を紹介すると赤では「赤帽」「赤道(アカミチ、残念ながらセキドウとは読まない)」「赤羽根」、青では爽やかそうな「青葉」やどこかメルヘンチックな「青鳥」「青鬼(アオキ)」がある。

欲張って二色を併せた「青黄(アオキ)」もある。もし青黄 緑さんがいて、職業がカラーコーディネーターだとしたら愉快だ。

おもしろいことに「赤」さん「青」さん「黄」さん「緑」さんの苗字もある。名古屋でおなじみ「キン」さん・「ギン」さんも「金」さん「銀」さんももちろんいる。(ただし「銀」さんは「シロガネ」さんとお呼びするようです)


編集後記
 先日(20日)産業懇談会の世話人が岡部筆頭代表幹事と松本代表幹事を囲んで世話人会を開催した。産業懇談会の近況と今年度の活動方針等にぎやかな意見交換会となった。思えばこのメルマガ誕生のきっかけも一年前の世話人会で「会員の交流促進に何か新しい工夫が必要」との議論からだ。「とりあえず行動を」の思いでスタートして早一年になる。試行錯誤の連続だったが、皆さんの温かい協力でここまで来ることができた。
 名前も「SUISUI(仮称)」のまま一年経過し、そろそろチャンとした名前が欲しいとお願いしていたら、先日木曜グループの河村世話人から「産懇宅配便」という名前を頂戴した。「欲しい情報をお手元まですばやく届けます」という本誌発刊の趣旨にふさわしい、すばらしい名前だ。この場を借りて感謝したい。
 今月の巻頭言は水曜第一グループの岩部世話人から頂いた。実はこの文は岩部社長が毎月の給料日に明細書に同封している社員の家庭向けのコミュニケーション媒体「インフォメーション」の中の「社長からのメッセージ」から拝借した。急な依頼を快く引き受けていただいた上に、社内の貴重な資料も一緒にたくさん頂いた。今号で掲載した以外にも珠玉の作品が多いので、後日また別の稿を紹介したい。
 各グループの例会も熱のこもった内容だ。文字では限界がある。時間の許す限り、他グループへも参加することをお勧めする。(片桐)